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【静岡】

県知事選本紙世論調査 『石川県政は評価』60%

2009年6月17日

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 中日新聞東海本社が12、13日に実施した電話世論調査では、60%の人が石川県政を評価した一方で、静岡空港に厳しい視線が注がれていることも明らかになった。また衆院選比例代表での投票先に関する質問では、民主が自民を10ポイント近い差で引き離し、男性の支持や会社員層の支持で優位に立っていることも判明。衆院選の前哨戦にも位置づけられる知事選だけに、全国の注目を集めるのは必至だ。

 現職知事では全国最長の4期約16年を務めた石川嘉延知事。石川県政に対する評価を尋ねたところ「高く評価している」「ある程度評価している」で60・3%に上り、「あまり評価していない」「まったく評価していない」の36・5%を大きく上回った。

 評価している理由は「人柄が信頼できる」が39・1%、「静岡空港を開港させた」が35・1%、「防災対策がいい」が27・6%、「都市基盤整備が進んだ」が20・8%などの順となった。

 一方、評価していない理由は「空港建設で対応を誤った」が70・4%、「県の行財政改革が図られていない」が43・9%、「景気・雇用対策がよくない」が30・4%など。昨秋発覚した静岡空港の「立ち木問題」で評価を下げたことがうかがえた。

搭乗率保証『反対』55%

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 静岡空港発着の日航福岡線だけに搭乗客の不足分を税金で補てんする制度(搭乗率保証)について、「反対」が55・3%と半数を超えた。今後の「見直し」を求めた人は35・7%、便数維持のために「賛成」は4・2%だった。

 反対意見は、石川県政を評価していない人ほど多く、「まったく評価していない」で86・2%、「あまり評価していない」で73・6%と高い。

 石川県政を「高く評価している」人も、搭乗補てんに「賛成」は10・2%にとどまり、「見直し」が46・8%、「反対」が34・8%と抵抗感が強い。

 石川県政を「ある程度評価している」人では、「見直し」と「反対」が共に45%台と拮抗した。

女性は自民 男性は民主

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 「比例代表でどの政党に投票するか」では、民主(34・1%)が自民(24・9%)を大きくリードした。

 年代別では、20代と70以上の世代で自民支持者が多かったが、30−60代はいずれも民主が自民を上回った。

 男女別でみると、女性の支持では自民(28・7%)が民主(24・1%)を上回ったものの、男性は自民(21%)、民主(44・6%)と大幅な逆転現象がみられた。

 職業別では、会社員や公務員、自営業、会社役員・団体役員など大半の職種で民主がトップとなり、特に会社員では自民の19・5%に比べて42・2%と2倍以上の差をつけた。また、自民支持層とされる農林漁業従事者の間でも自民、民主が拮抗(きっこう)した。

 学生や専業主婦、パート・アルバイトは自民支持が多かった。

民主・鳩山氏19.9%、自民・麻生氏 8.8%

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 「次期首相にふさわしい人」では、民主党の鳩山由紀夫代表が19・9%となり、自民党総裁の麻生太郎首相の8・8%とは2倍以上の差がついた。

 年代別でみると20代、30代では支持がほぼ拮抗(きっこう)。40代以上の世代では鳩山氏が大きく上回った。

 男女別では、男性が麻生氏9・6%、鳩山氏22・6%。女性が麻生氏8・1%、鳩山氏17・2%。いずれも鳩山氏がリードした。

 女性の支持政党は、自民が民主を上回っていたが必ずしも麻生氏への支持にはつながっていなかった。また、職業別でも、大半の職業で鳩山氏が上回った。

 

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