Q&A’05e・「ガイア・アセンション」シリーズ

頂いたメールへの応答の中から、共通の関心事と思われるものを抜粋して掲載しています。

原文のまま掲載していますが、固有名詞はアルファベットなどに置き換えてあります。

また、冒頭・末尾の挨拶やテーマに直接関係ない部分は省略してあります。

 

【目次】

(05/08)両親との「カルマ劇」の清算

(05/08)「観念の遊戯」との決別

(05/08)チャネリングの危険性

(05/08)離婚してアセンションに専念したい

(05/08)オーラの色が気になる

(05/08)いわゆる「神」の本質について

(05/08)畏友の卓見

 

(05/08)両親との「カルマ劇」の清算

(Q) 教えていただきたい事があり、メールさせていただきました。
アセンションとは、人間の意識の成長を促進させるものなのでしょうか。
それとも、やはり、成長は、全く個々においてなされていくものでしょうか。

私は、親との関係の中で受けた傷の痛みから抜け出そうと、ずっともがいてきました。
遭遇する色々な出来事を通して、成長していこうと、自分なりに頑張ってきたつもりでいます。
しかし、今も孤独で、私の孤独に子供も巻き込んでしまっています。
アセンションで個々の成長が促進されるような事があるのなら、この孤独から抜け出して、子供も幸せに・・・などと夢想してしまう自分がいます。

以前は、いつもいつも自分自身の無価値感にさいなまれ、悩んでいました。
いつも悪いのは自分で、親はすべて正しいと思い込んでいました。
でも、ある本を読んだ事がきっかけで、自分の問題は親との関係に根差している事に気づいて、強い衝撃を受けました。
そして、無くしていた記憶が、色々と蘇ってきて、心底驚きました。
学生のころ、弟が夜中に部屋に入ってきて変な事をしようとしたことを母に打ち明けたら、罵られ、了見が狭いと激しく責められ、混乱した事。

小さいとき、些細な事で、母から何日も口を聞いてもらえない事が度々あって、悲しかった事。
大好きで、本当に大切だった友達が朝鮮人だということで、母から声も出なくなるくらいに激しく責め立てられ、本当に混乱し泣いたこと。

その後、人から少しでも責められる形になると、頭の中が真っ白になり、声も出ない状態になってしまうようになった事・・・。

母は、道徳の教科書に出てきそうな美辞麗句の大好きな人で、正しく立派な事をいつも言っていました。
また、いつも身ぎれいにきちんとしていて、料理も上手で家の中はいつも掃除が行き届き、非の打ち所のない母親でした。
私は、そんな立派な母を記憶の表層に置き、ひどいことを言ったり、したりする母を、気憶の底に閉じ込め、消してしまっていたようでした。
その反動からか、人には「私の母は、素晴らしい人。私も母のような女性になりたい」と自慢すらしていました。
そして、素晴らしい母だと、本当に思い込んでいました。


記憶を取り戻した当初、激しい怒りが噴き出してきました。
でも幸い、当時既に結婚し、親とは離れて住んでおり、その後も色々な本を読み漁るうち、親自身も傷ついた子供だったと知りました。
親とそのような事について話し、許し分かり合いたいと強く思い、本当に心を込めて話しました。
私が読んだ本を、母にも読んでほしいと、勧めてみたのです。
しかし、考えが甘すぎました。そんな話が通じるような相手ではなかったのです。
母は「私の育て方が悪かったとでも言うのか」と泣き叫び、父に私のことを言いつけました。
父も母も怒り狂い、泣き叫び、両親も私も傷つく結果となりました。
私はその後離婚しました。
両親は、私が良い子だったのにあんな事を言い始めたのは、結婚生活が悪かったからだと言い、合理化していたようでした。

私は、母の具合が悪かった事もあり、何年間かは「普通に」両親と付き合っていましたが、やはりどうしても、母とちゃんと話したい、家族の関係の問題について、率直に話し合い、分かり合いたいという思いを捨て切れませんでした。
電話帳で、家族の問題の話し合いの援助をするという臨床心理士を見つけ、両親に、一緒に行って話をしてほしいと頼みました。
しかし、父は「何の問題もないのに、何を話す事があるのか」と一笑に付し、私が、どうしても話したいのだと言うと、考えてみると言ったきり連絡が途絶えてしまいました。
数ヵ月後に母から届いた年賀状には、「疎遠になってしまいましたが、元気にしておられますか。あなたたち親子の幸せを祈ります」とありました。
実質の縁切りでした。美辞麗句の好きな、母らしい解決法でした。

私は、自分に正直でありたいと、自分なりに頑張ってきたつもりでした。
自分は間違ってはいないとも思っています。
でも孤独で悲しいです。
自分の方向性は、決して成長に反してはいないのではと、自分では思っています。
でも孤独で寂しく、アセンションで、成長が一気に加速されるような事があれば、私は他人と愛を分かち合えるようになり、この孤独感が解消されるのでは・・・と夢想する自分がいます。
アセンションに対して、このような期待を持つ事は、間違っているでしょうか。
教えてください。

 

(A) あなたは、弟さんの他にも、きょうだいはいるのですか?

自分の子供に対して、あなたのメールにあるような姿勢を「とることができる」親は、きわめて例外的だと思います。一般的には、「血の繋がり」の他にも、将来の問題として、介護のようなこともあるわけですから。

 

それはともかく、あなたのケースには、かなり根深いカルマが絡んでいる感じがします。

おそらく、過去生では逆の立場だったことが何回かあり、転生の度に、親子または兄弟の関係になって、同種の「カルマ劇」を、何度も繰り返してきたのでしょう。

そして遂に、その悪循環を断ち切る時がやってきたわけです。

カルマを浮上させて、めでたく、清算するべきものを清算するタイミングが来たということです。

それが、あなたの、今生のテーマの1つなのでしょう。

 

その意味で、あなたが古い「記憶を取り戻した」ことは、大いに結構なことです。

アセンションのプロセスが、それを引き起こしたとみることもできます。

問題は、その悪循環を断ち切る手法にあります。

あなたは、正攻法ではあるけれども、ご両親に限らず日本人一般のセンチメントを考えると、最も成功する可能性の低い手法を選んだわけです。

 

同じ目的は、相手にお構いなく、あなた1人で達成することができるので、今からそれをやればいいでしょう。

次のように意図します。

私は、私と両親との、カルマ的な関係を終了することを意図します。

私は、私と両親との過去の関係が、現在の私に与えた悪影響を、すべて解き放つことを意図します。

 

これの副次的な効果として、あなたとご両親との親子の関係は、事実上消えることになるでしょうが、それが、双方にとってベストの道だと思います。

あなたは、過去を乗り越えて、「新しいあなた」の道を、強力に進むことができるでしょう。

ご両親は、「あなたという子供を失った人生」を歩みながら、何かを学んでいくでしょう。

カルマを浮上させて癒したので、今度こそ、すべてをきっぱり忘れて結構です。

実際に、その過去は、日々に淡いものになり、消えていくでしょう。

 

孤独というあなたの問題も、同じ根源から来ているので、やはり副次的に解消していくでしょう。

ちなみに、あなたが知っておくといいことは、孤独は、あなたが自分で創っているという事実です(それには、あなたのこれまでの人生で受けた、ダメージが関係しているわけですが)。

あなたが心を開かない限り、他者はあなたの領域に入ることができないのです。

この状態を打開することは簡単で、どんな些細なテーマでも、あなたの方から進んで人に声をかければいいわけです。

あなたは、人と繋がることについては何の規制もない、オープンな世界に住んでいます。

あなたの方から声をかけるという、その一歩だけで、世界中の誰とでも繋がることができるのです。

 

なお、弟さんのことは、思春期の一過性の病気のようなものなので、それを理由に縁を切る必要はありませんが、この関係も、ご両親との「カルマ劇」の清算のプロセスで、自然に落ち着くべきところへ落ち着くでしょう。

 

(Q) とても丁寧な優しいご返答を、ありがとうございます。
自分の質問のメールを読んで、自分以外の力で、棚ぼた式に成長して幸せに・・・などという、依存的な期待を持つのは虫が良すぎると思い、お返事はいただけないかもしれないと思っていました。
ありがとうございました。

私の親についてなのですが・・・私の親は、「きわめて例外的」でしょうか。
確かに、以前、私の母親くらいの年齢の人が、私の身の上を聞いてくれ、その人は「わが子にそんなことを言われたら、母親は普通、涙を流して謝るだろう」と言われました。
しかし、親子間の問題について取り扱った本はたくさんあり、それだけ親子の問題は普遍的であるということだと思います。

自分の子供に対して受容的になれる人には、わが子を愛する事は、あまりに当たり前なので理解できないと言うだけで、自分の子を受容できない、愛せない親は、きっとたくさんいるのではないでしょうか。
たぶん、当事者があまり周りの人に話さないだけで、親子の縁切りなどは、「きわめて」というほど例外的ではないのかもしれませんよ。
わが子を虐待死させる親を、ニュースで目にすることがありますが、あのような親が「きわめて例外的」に存在し、私の親はもう少しだけポプュラーなタイプ?ではないでしょうか・・・。私の思い込みかもしれませんが・・・。
ちなみに、兄弟は他にもいて、私は四人兄弟の長女です。

そして、すみません、ひとつ質問させていただきたいのですが、アドバイスの中にあった、

>>次のように意図します。
>>
私は、私と両親との、カルマ的な関係を終了することを意図します。
>>
私は、私と両親との過去の関係が、現在の私に与えた悪影響を、すべて解き放つことを意図します。


という文について、「意図する」ということについて、もう少し良く理解したいと思いました。
意図するということの意味は、「このメッセージを、自分に向けて送り続け、潜在意識に浸透させる」と言うふうな理解でよろしいでしょうか。

 

(A) 解説『この時代!』・認識を拡大する(T)《DNAの真実》に次のようにあります。

どの親族にも、本来的に強い精神的紐帯が存在するのは、血のなかに運び込まれている情報に共通性と親近性があるためです。

 

一般的には、この部分の影響がたいへん強いので、人間関係のなかでも、血縁には特別の重みがあります。

それをあえてブチ破って、徹底的にいじめたり、いがみ合ったりするケースは、ほとんどの場合カルマが関係しているとみていいでしょう。

 

「意図する」は、英語の"intend"で、宇宙に自分の思いをインプットする、という感じです。

声に出しても出さなくてもいいですが、一度宣言すれば十分です。

後は、その思いが崩れないように、意識のなかで持続するという感じです。

そして、その通りになることを、絶対的に信じて疑わないことです。

 

蛇足ですが、「カルマ劇」では、当事者の一方が正しく、相手が一方的に悪いということはありません。

自分の現実は、(過去生も含めた)自分が創っているという、絶対的な真実を受け入れることが大切です。

あなたのケースでは、協同創造してきた「人生ゲーム」に該当するわけですが。

 

また、アセンションは、そのように根深い課題を放置して、逃げ込める場所ではありません。

それを浄化することが、あなたにとってのアセンションの前提であり、アセンションのプロセスそのものです。

 

(05/08)「観念の遊戯」との決別

(Q) こんにちわ、僕は、ちょっと前から、心の状態が不安で、どうしようもなく、ポジティブでいようと、平安な状態で素直に全てを受け入れる状態でいようとしているのですが、同じ問題が頭の中で何度も何度も湧き上がってきます。

もう既に結論は出ているし、論理立てても、理屈抜きでも、真実は唯一これであると解っているんですが、ずっと良い状態でいる事ができず、また不安や不信や疑念に囚われてしまいます。
僕は昔、宗教に入っていました、Aという団体、魔術を使っている団体、あとはKという団体です。
僕の体験では、どの宗教でも、結局、他との調和より、他を卑下したり、間違っていると断言して、協調しようとしていませんでした。

アセンションに関して言う事も、それぞれバラバラで違う事を言っています。
A
では、時代がアクエリアスに入ったので、対立が調和し統合される時代になると言っていました。これはよく言われている事なので、僕も、そうだと思いました。
しかし、フォトンに関して、フォトンが無いとか、時代が苦しい時代となり、修行をやったりそういう人でないと、生き残れない時代になると言っていました。これについては、納得できませんでした。
はたしてそれで、本当にそれで全てが闇から光りに変る事ができるのだろうかと思いました。
少なくとも僕は、Aでは、なにか違うと感じました。あの人達は、人を援助し助けるという事より、理念を選んだ人達のように思えました。

人を助けるのも、理念のためであり、とにかく人をたくさん入信させる事を言っていました。

 

(中略)


幽体離脱ができ、超能力とよばれているものが使え、アカーシャというものにアクセスできる存在。悪の存在で、そのような力を持った存在は普通あるものなのでしょうか?
僕の考えでは、偽の存在に能力を与えられ、偽の存在に干渉されビジョンを見せられ、またアカーシャにアクセスして得た情報というものも、未来にプログラムされたものでなく、過去に起きた事を見て、現在もそれが起きると見てきていると思います。
なので、その未来の情報も、過去の中の未来であると思います。

現在の未来というものは、唯一の神の道を行く存在によってプログラムされているものであり、それを知ることができるのは、同じく唯一の神の道を歩んでいる存在だけだと思います。

そして心に隙があり、愛と調和より、支配と我を選び取った偽の宗教団体、偽のそういう人達には、真の情報、真の未来など知り得ないと思います。僕は、そういう人達がいるのがとても苦しく感じられます。
騙しても支配しても、苦しめても、いずれ罪は露見するし、先では必ず、その反作用がくる事が明らかだからです。
なのに、なぜ調和、協力という事をせずに、対立、支配という事をするのか、そのたびに心が不安になり、絶望した時のように、背中と心臓の辺から力が抜け、とても嫌な気持ちになります。

(中略)

 

このような人達ばかりが世の中には往行しているものだから、僕は、もう、なにがなんだか解らなくなってきます。
占い師や霊能力者、また宗教団体、魔術団体、みんな騙されていて、騙されている事にも気づかず、我を押し通しているようにしか見えません。

なので、心の中で、これが真実であると解っていても、他の存在の言う、それぞれの言葉が、それを邪魔してきます。
本当の真実、これから実際に起きてくる事、それに合わせた心と意識を持ちたいと、本当に強く思っています。

どうか是非、なにかアドバイスを頂けると、とても助かります。
どうかよろしくお願いします。

 

(A) あなたは、自分の外ばかり眺めて、「観念の遊戯」に浸っています。
もっと具体的に言うと、食べかすをゴミ箱から掘り出して、反芻しています。
それらを、いくら噛んでも、あなたの身に付くものは何もないですよ。
もっと、「あなた自身の現在」をどうするかを、真剣に考えた方がいいでしょう。
その第1歩として、日常生活の必要事を、きちんとこなすことです。
例えば、スーパーなどで、安全と考えられる食材を探して調達し、健康と栄養のバランスを考えた食事を、工夫しながら自分で作ることです。これをやるだけでも、この世の中の、いろんなことが見えてくるでしょう。
あなたの今生での課題は、「物質界をマスターすること」です。
それをほったらかしにして、「浮く」ことばかり追求していると、母なる地球からますます離れて、どこにも着地する場所がなくなるでしょう。
異界の者が、あなたを操縦する、格好の手掛かりを与えるようなものです。すでに、その兆候が出ている感じがあります。
ともかく、物質界の日常の中で、徹底的に地に足をつけて生きることが大切です。
仕事や学業以外なら、趣味や運動でも結構です。
何をしていいか分からない時や、身の置き場がないように感じる時は、ともかく戸外に出て、できるだけ自然に近付くことです。そこが、あなた本来の場所です。
動物や植物が、どう生きているかを観察したり、土地の雰囲気を感じてみたりするのもいいでしょう。
「観念の遊戯」を何年やっても、堂々巡りをするだけで、一歩も前進しないことを、しっかり頭に入れておくことをお勧めします。

 

(Q) 僕の課題が物質界をマスターする事と書かれて頂いていたんですが、それは真実ですか?
小松英星さんには、僕の事が解るんですか?
それとも、文に書かれた事柄から、そういう事を、仰っていらっしゃるのですか?
どうか教えてください。

 

(Q) 僕は確かに1日前、または2日前に、悩みすぎて夜も寝られない状態になっていました。
観念の遊戯というのは、この悩みと混乱と葛藤の状態の事を、言っておられるのでしょうか?
今は、突如無力感に襲われる回数も、減少し、落ち着いた状態でいられるようになりました。
また僕自身、アセンションを強く望んでいるので、意識を高め、波動を地球に合わせられるように努力しています。
アセンションが起こるのは2012年以内ですか?
僕はとても傷ついているので、外に出て自然に触れ合う事も、運動する事も酷く辛く感じます。
小松英星さんは、僕の今世の課題が物質界をマスターする事だと、仰ってくれましたが、僕はもう限界で身動きが取れない状態です、今、もう既に、精一杯です。
それは本当に真実なのでしょうか、それとも、僕の書いた文章から、観念の遊戯をしている、浮いた状態になってしまっていると見抜いて、地に足を付ける事が必要という事と物質界をマスターする事が課題ですと、仰ってくれたのですか?
どうか嘘、偽り無く、本当の真実を教えてください、お願いします。
いずれにしても、僕のような苦しみ味わっている人や、それ以外での多くの苦るしみを味わっている人が、アセンションによって本来の素晴らしい、悩みも不安も嘘も偽りも無い、世界で生きられる事を願ってやみません。

また、アセンションにより、肉体が統合された本来のものになると、生老病死からは解放されるんですか?

 

(Q) 僕は、小松英星さんのHPに書かれている事や、メールで書いてくださった事も、拒否感なく受け入れる事ができたように思います。
様々な宗教や団体を経て今、本来の状態に戻るべく努力しています。
自然に触れ、生活の中での健康面、食品などの事柄に気を使う事も、本当に必要な事であると感じました。

しかし物質界をマスターするというのは、どういう事なんでしょうか? それはよく解りません。

また母なる地球というのも拒否感があります。
確かに地球意識は僕は好きです、自然も好きです、母なる地球というのは、僕の魂の故郷が地球という事ですか?

これは多分、言葉の誤解で、僕が勝手に、そう解釈してしまっているにすぎないと思いますが・・・・。
しかし、いずれにせよ、今は原点に立ち返り、アセンションに向けて時が進んでいると感じるので、僕も、それに合わせて、意識を高めようと思います。
僕は2007年が気になります。
なんにしても、言っていただいた事は、ありがたく受け止め、それは実行しようと思います。
あと、僕がどういう存在なのか、それが気がかりです。

今までの色々な出来事や、その印象から、あきらかに僕は地球を起源に持つ存在ではなく、宇宙的な存在である気がします。
思い上がりかもしれないし、勝手な勘違いかもしれませんが、それは強く感じます。
しかし、物質的な事をマスターするという事、また、母なる地球という言葉が僕をかく乱させます。

それは僕の理解度が足りないにすぎないと思うのですが、その辺はどうか許してください、いずれにせよ、僕は真剣にアセンションに取り組み
たいと思っています。

 

(A) 「物質界をマスターする」ことは、現に地球に転生している、すべての人の課題です。そのために生まれてきているようなものです。
アセンションもその延長線上のことで、天から降ってくるものではなくて、自分で掴み取るものです。
時が来れば、誰でもアセンションできるというものではありません。
したがって、この地球での「自分造り」が先決事項になるわけです。

あなたは、「ガイア・アセンション」シリーズを、あまり読んでいないようですね。
「自分の現実は自分が創っている(したがって自分で創ることもできる)」ことに気付くことが大切です。
(私に質問するなら)少なくともHPをきちんと読んでからにしてください。

 

(Q) 返信ありがとうございます、アセンションは自分で掴み取るものですか。
僕も、それができるように自分造りに取り組みます。
しかし、それを積極的に真剣に取り組むために、一つだけどうか教えてください。
アセンションを否定する団体、宗教、占い師、これらは闇の勢力に加担している存在であること。
また偽のビジョンを見せられたり、アカーシャにアクセスして得てきた情報も、現在進行形でプログラムされ、投影されているものではなく、過去の投影にアクセスして得た情報を未来のものと誤解、または思い込んでいると、そのように思って間違いないでしょうか?

そこさえはっきりすれば、自分造りに本気で取り組めます。
なので、その事だけ、どうか教えて頂けると、とてもありがたいです。
他の事は「ガイア・アセンション」シリーズを全部読ませて頂いてから、また質問させて頂きますので、どうかよろしくお願いします。

 

(A) まだ、観念の遊びから脱却できていないようですね。
観念に浸っている限り、1つの観念への答えが出れば、次のが浮上するものです。
その程度のことが、重要な意味を持つ人生は、悲しいと思いませんか。
人類より進化した存在が、例えばイルカやクジラが、そんなことに拘りを持つと思いますか?
観念に囚われる傾向を超越することが、あなたの課題で、アセンションへの前提になると思います。

 

(Q) こんな事が重要な意味を持つ人生は悲しいと思います。
それに不自由であるのも、縛られるのも嫌です。
イルカやクジラも、こんな事に拘りを持つとも思えません。
観念に囚われる傾向を超越する事が、アセンションの前提になるという、それも納得できます。

しかし僕には、何が本当の真実か解らないのです。
また、闇の勢力に加担している存在が、嘘や偽りの言葉、また自由で素直でいる事を妨害する事を多く言ってきました。

観念の遊びなんてしたくありませんが、真実が解らないので、それが浮上してくるんです。
アセンションが無いと言われたり、それが、もっと先の未来の事と言われたり、7人の最終解脱者が居れば未来を変えられるとか言ってました。

未来を変えるって、全てが本来の状態に近づく素晴らしい未来を、不幸なままに維持するように、つまり、それらを妨害すると言っているなら完全に闇の勢力に支配されていると思います。

なぜ自分も他人も不幸にしたいのか解りません。
「ガイア・アセンション」はまだ全部読んでないんですが、それらは嘘ですよね?
もういいかげん、観念の遊びというか、それを引き起こす嘘の言葉には、もう、うんざりです。
それらは闇の勢力が、騙すために邪魔するために言っている嘘であり、真実ではないという事を教えてください。
金縛りになってグワグワ変な音が聞こえたり、部屋の中もラップ音かなにかバチバチ鳴るし、もう限界です。

アセンションが無いと言ったり、7人の最終解脱者がどうこうとか、アセンションがもっともっと先の未来である事とか、どうですか?
なんでこんな事、言われないといけないんですか?

僕はこんな堂々巡りのような馬鹿げた事を続けていたくありません、アセンションに向けて真剣に取り組みたいんです。
これらは単純に言うと嘘でしょう、真実ではないでしょう、どうかそれが真実ではなく、HPに書かれている事が、これから起こる未来の事であり、真実だという事を、少ない言葉でもいいので、どうか教えてください、お願いします。

 

(A) 7人の最終解脱者」などという言葉が出てくること自体が、あなたが「遊び」に浸っている(または観念に囚われている)証拠です。
誰かが言ったこと、書いてあったこと、教えられたことに、いちいち囚われていたら気が狂ってしまうので、ほとんどの人は、無数にある「真実らしきもの」から選んで、時点時点で「自分の真実」を決めながら生きているはずです。

したがって、誰であっても、他者の真実を決めてあげることはできません。
基本的に、あなたが真実だと思うものが、その時点の、あなたの真実です。
それを決めるのが、感性というものです。
あなたは、感性をもっと磨いた方がよさそうですね。そうすると楽になるでしょう。
そのことも含めて、あなたへのアドバイスは、前の通りです。実行するかどうかは、あなたの自由ですが。
なお、次も参考になるかもしれません。
霊媒体質を克服する(qa05c)


後はご自分で判断して、やってください。

 

(Q) ありがたいお言葉どうもありがとうございます。
本当に仰る通りだと思いました。

僕は、会った人に言われた言葉に、いちいち囚われていました。

しかし頭の中でそれがグルグル周っていつつも、真実は見据えていました、しかし自己否定などがあり、観念の遊びに縛られていました。
また、参考になるようにリンクを貼っていただいた部分も、とても参考になりました。
私は、アセンションをサポートしない存在たちと完全に縁を切り、彼らを、私の領域から永久に立ち去らせることを意図します。

また私は、アセンションをサポートする存在を、私の領域に受け入れます。
という意図を高めて、自己否定を完全に捨て去り、アドバイスしてくださった地に足をつける生き方、自然と調和し、またHPに書かれている事を参考にし、地球に合わせて波動を高めるように、また、もっと感性を高められるように、がんばっていこうと思います。

 

(Q) すいません、今やっと、長い迷路から抜け出した気分になりました。
HPの事を読むにつれて、やっと観念の遊びから抜け出せました、どうもありがとうございます!
地球の人々が、自らの力によって自らを制限、限定している事、また、それを利用している存在によって操られている事、そのような世の中でありながら、今の時期、それが終わり、本来の力を取り戻す事のできる、とても重要で素晴らしい希有の時代である事、そして今回の次元上昇を地球人の集合想念がそれを望んだ方向に決した事、また地球自身、既に上昇している事、それがとても納得できました。
また、今ままでのパズルのピースが、やっと全部当てはまったように感じました。
現状というものは、神の子である、神の一部であり、創造作用を有した自分自身が創造しているものであり、不安や恐怖、それらネガティブな心により、自分の望まぬ状態を引き寄せている事、また創造している事、また、それを増長させているネガティブな存在、闇の存在がいる事が理解できました。
なので重要な事は、不安や恐怖やネガティブな心による創造、自分の望まぬ事を創造する事をやめ、本来の光りに満ちた良い創造をする事が今、必要な事であると理解できました。
自分の現状は、どんな理由があるにせよ、どんな道を経てきたにせよ、自らの心が創り出しています。
そして地球という星では、間違った創造の力の使い方により、その集合想念、集合意識により、悪い事、馬鹿げた事、そのような状態にある事が解りました。
そして現在、時代が大きく変る時で、人類の集合想念が次元上昇を意図した事、また地球自身が上昇している状態にあると知りました。

なので今、必要な事は、素晴らしい幸福な未来を創造し、正しい創造の力の使い方をする事だと思いました。
いままでの、不安や恐怖といった自らが望んでいない世界を作り出すような、馬鹿げた創造を完全にやめ、それを打ち滅ぼす創造、光りと幸福、自らが望む素晴らしい創造を行い、本来の力あるべき創造の仕方をマスターする事だと思いました。

まさに僕は観念の遊びに浸っていたという事が、今や理解できました。

僕自身の不安や恐怖といったネガティブな創造作用が、自らが望まぬ現実、自らが望まぬ方向を造っていたという事が解りました。

本当にどうもありがとうございます!
またそれだけでなく、全ての事が繋がって自分の事がよく理解できました。
しかし、まだ完璧には、創造作用の使い方をマスターできていないと思うので、今までのネガティブな創造を完全に止め、また、それを助長する闇の勢力から完全に隔絶される事を意図し、ネガティブな創造を消し去るような創造、自分のネガティブな創造も、他人のネガティブな創造も消し去る事ができるような創造を行います。

また、素晴らしい幸福な光りに満ちた世界を創造します。
なのでHPを拝見させていただけた事を、本当に、とてもありがたく思います、どうもありがとうございます。
まだまだ未熟ですが、今までの分を取り戻し、期待に応えるだけでなく、期待を越えていけるように、がんばりたいと思います。

 

(A) 拝見しました。
そのようなスタンスがいいと思います。

 

(05/08)チャネリングの危険性

(Q)ホームページをいくつか読ませていただきました。
小松さんは、チャネリングもされるのでしょうか?
いずれにしても、あなたさまの行いと言動は、信頼でき、頼もしく思っています。
私と友人のチャネラー(フランス人)は、5年前からイエスさまなど、光りの存在からメッセージをもらっていて、今回、大天使ガブリエルから、日本の危機を知らされました。

2006年から、激動的な変化や、人々の暴動などが示されたのですが、あなた様の所に何か新しい知らせがありますでしょうか?
私たちは、やはり、このニュースをなるだけ早く、日本の方々にお知らせすることになると思いますが、まだ、十分な自信がありません。
メッセージも様々なものがありますから、小松様の直感で本物かどうか見ていただけたら、大きなサポートになります。
どうぞ、よろしくお願いします。
去年、受け取り、日本語に翻訳したものを送ります。

(省略)
感想などあったら、よろしくお願いします。

 

(A)拝見しました。

この時代には、いろんな存在たちが、それぞれの立場や観察に基づいてメッセージを送ってきていますが、そのようなものの一種でしょう。

日本やアメリカは、(そしてイギリスも)狂気が支配しており、危機的な状態にあることは間違いありませんが、これも夜明け前の闇の深さのようなもので、遠からず転換点が来るとみています。

お送りいただいたメッセージについては、もっと具体的で実践的なヒントがあればいいなと思いました。

 

(Q)早速、お返事いただき、心から、感謝申し上げます。
今日、再び、自分が80年代に見てきた悪夢(戦争、津波、大火事)と、日本に何か起こるという予感を、再び思い出し、深い疑問がやっと晴れたという感じを持って、チャネリングに臨みました。
大きな悲惨な出来事が起き、日本から脱出したい人たちを受け入れる準備をしなさいとのことでした(サナト・クマラ)。
それから、大勢の子供が食品中に何かが入れられ、犠牲になるようです。子供たちを助けなければならない・・・と。
これから、急いで翻訳して、ホームページを作成します。
フランスに避難したい人達に関しては、フランスのAに10年、お世話になったBセンターがあるので、そこの人たちに相談する予定です。彼らは、Cとの関係を持っていることもあって、何かの情報を握っているかも知れません。
とりあえず、ホームページが出来次第、お知らせしますので、よろしくお付き合いください。

(A)ホームページで発信するのは、あまり急がず、よく考えてからの方がいいと思います。

お気付きと思いますが、チャネリングには危険がいっぱいあります。

次を参考にしてください。

Sというサイト(qa05d)

 

あなたの場合は、この方ほど酷くはありませんが、情報をストレートに信じているように見える点が気になります。

そして、あなたの受け止め方の問題かもしれませんが、ネガティブな内容が多くて、具体的で前向きのアドバイスや大局的な展望が欠けているので、必要以上に不安を煽ることになりかねません。

ネガティブな出来事の現実化を、信じる人が増えれば増えるほど、それが実現する可能性が高くなります(思いが現実を創る)。

背後に、それを狙っている者がいる可能性を、常に考えておく必要があります。

日本であれ他のどの国であれ、未来の姿は、すべての参画者の意図によって、(陰鬱なものでなく希望に満ちたものを)今から創っていくことができるはずです。

また、「神」についてのあなたの認識(または信仰)が、情報の伝え方や表現にバイアスをかけないように注意する必要があります。

いわゆる「神」の本質について(qa05e)

 

(情報のソースが)名乗った「名前」によって無条件に高次元からのものと判断することは危険です。誰でも、そうした名前を使うことができるからです。

したがって、それが本当に「本人」なのかどうかを、正確に確かめる必要があります。それができなければ、具体的な名前を出すべきではないでしょう。

日本の政治状況とその背後にある世論をみればすぐ分かるように、民衆の識別力には、ほとんど期待できません。

同じ状況が、インターネットの世界でも起こっています。

少し新奇な情報があれば、すぐにヒマを持て余している人たちが面白がって群がり、その表面的なイメージ(例えば、イエスやガブリエルまたはサナート・クマラの名前)だけで妄信し、その内容を鵜呑みにしてしまうのです。

 

あなたは、これまで受けた情報について、「未来で既に起こった出来事」を見た存在が伝えていると思っているかもしれませんが、未来は、どんな意味においても確定していません。

どんな高次元の存在でも、できることは限られており、例えば、現に極秘で行われている謀議の内容を知ることや、2台の列車が正面衝突するコースを走っているのを上空から観察することはできますが、それを「実現させること」はできません(逆に、それが起こらないように介入することは、宇宙のルールとして禁じられています)。

未来は、全ての参画者の瞬間瞬間の選択によって確定していくもので、その選択は各個人の自由意志によります。そして、自由意志をコントロールすることは宇宙のルール違反で、仮に少数に対してそれができたとしても、全参画者についてそれをやることは不可能です。

 

情報の真実性を確かめるには、長期にわたって沢山の情報を受けて、それらを、既に実現した事実や別ルートからの情報と対比しながらクロスチェックをかけて、判断するのが最も安全です。

そして、完全にクリアーな言葉と概念をキャッチできるように、あなた方の「受信機としての性能」を上げる必要があると思います。

2人のバーバラ(マーシニアックとハンド・クロウ)は、こういうプロセスを踏んでから公表しています。

不用意な情報発信は、既にある社会の混乱に、輪を掛けることになりかねません。

情報発信によって社会に貢献できるか、社会に害毒を流すことになるかについて、きわめて慎重に検討することをお勧めします。

 

(Q)ありがとうございました。私も、今、騙されているかも・・・とそんな気がしてきました。

《ホームページで発信するのは、あまり急がず、よく考えてからの方がいいと思います。お気付きと思いますが、チャネリングには危険がいっぱいあります。
次を参考にしてください。
(URLを省略)

あなたの場合は、この方ほど酷くはありませんが、情報をストレートに信じているように見える点が気になります。
そして、あなたの受け止め方の問題かもしれませんが、ネガティブな内容が多くて、具体的で前向きのアドバイスや大局的な展望が欠けているので、必要以上に不安を煽ることになりかねません。》

それは、いつも考慮していました。私は、信じやすい・・という欠点と長所があります。


《ネガティブな出来事の現実化を、信じる人が増えれば増えるほど、それが実現する可能性が高くなります(思いが現実を創る)。
背後に、それを狙っている者がいる可能性を、常に考えておく必要があります。
日本であれ他のどの国であれ、未来の姿は、すべての参画者の意図によって、(陰鬱なものでなく希望に満ちたものを)今から創っていくことができるはずです。
また、「神」についてのあなたの認識(または信仰)が、情報の伝え方や表現にバイアスをかけないように注意する必要があります。
(URLを省略)

本当に、おっしゃる通りです。

《(情報のソースが)名乗った「名前」によって無条件に高次元からのものと判断することは危険です。誰でも、そうした名前を使うことができるからです。
したがって、それが本当に「本人」なのかどうかを、正確に確かめる必要があります。それができなければ、具体的な名前を出すべきではないでしょう。
日本の政治状況とその背後にある世論をみればすぐ分かるように、民衆の識別力には、ほとんど期待できません。
同じ状況が、インターネットの世界でも起こっています。
少し新奇な情報があれば、すぐにヒマを持て余している人たちが面白がって群がり、その表面的なイメージ(例えば、イエスやガブリエルまたはサナート・クマラの名前)だけで妄信し、その内容を鵜呑みにしてしまうのです。》

よく、わかります。本当に、恐ろしいですね。

《あなたは、これまで受けた情報について、「未来で既に起こった出来事」を見た存在が伝えていると思っているかもしれませんが、未来は、どんな意味においても確定していません。
どんな高次元の存在でも、できることは限られており、例えば、現に極秘で行われている謀議の内容を知ることや、2台の列車が正面衝突するコースを走っているのを上空から観察することはできますが、それを「実現させること」はできません(逆に、それが起こらないように介入することは、宇宙のルールとして禁じられています)。
未来は、全ての参画者の瞬間瞬間の選択によって確定していくもので、その選択は各個人の自由意志によります。そして、自由意志をコントロールすることは宇宙のルール違反で、仮に少数に対してそれができたとしても、全参画者についてそれをやることは不可能です。》

本当に、そのとおりです。

《情報の真実性を確かめるには、長期にわたって沢山の情報を受けて、それらを、既に実現した事実や別ルートからの情報と対比しながらクロスチェックをかけて、判断するのが最も安全です。
そして、完全にクリアーな言葉と概念をキャッチできるように、あなた方の「受信機としての性能」を上げる必要があると思います。
2人のバーバラ(マーシニアックとハンド・クロウ)は、こういうプロセスを踏んでから公表しています。不用意な情報発信は、既にある社会の混乱に、輪を掛けることになりかねません。
情報発信によって社会に貢献できるか、社会に害毒を流すことになるかについて、きわめて慎重に検討することをお勧めします。》


ご親切に、ありがとうございました。

[]のHPは、私も見ましたが、私もあの方は憑依されているのだろう・・と感じました。
私の場合、Dさんというチャネラーから、「00歳のときと、00歳のときに魂がメッセージを送った」といわれ・・・それが、日本を離れることと、日本の崩壊の夢や予感と合致したのです。

現在、親族が、フランスに来て同居をすることになったので、そのきっかけを「偽マスターたち」は利用したのかもしれませんね。

幸い、ホーム・ページ作成には、手をつけていず、ラッキーでした。小松様のアドバイスで、目が覚めました。

 

(A)ご返事を頂いて安心しました。

 

(05/08)離婚してアセンションに専念したい

(Q) 私は40代の女性で子供はすでに独立しております。
夫とは見合い結婚ですが、恥ずかしながら当時、仕事が辛く、また一人で独立して生きていく根性がなかった上、夫に大変気に入られたので結婚に逃げ込みました。

夫を人間的には嫌いではないので、夫が私を女性と見なければ、同居人としては普通にしていられますが、夫を男性として愛せないので夫婦生活は苦痛です。
こんな気持ちでこれ以上、結婚生活を続けられないと思います。
夫も、アセンションを信じている私とは話が合わないと申します。しかし私をまだ愛していると申します。
私は我慢して夫と居るのも夫にも申し訳ないので、お互いに我慢せずにもう自由に生きようと夫に申したのですが、離婚をしたくないと申します。

特にアセンションの事について勉強するようになってからは、夫に縛られずに独立して一人でやっていきたいと言う気持ちが大変強くなってしまいました。
アセンションの事は誠心誠意、夫にも話しましたが、そんな事は有り得ないと申します。
私は夫に心を尽くして伝えるだけは伝えたので、夫がアセンションに向わなくても個人の自由なので構いませんが、夫と居るとあまりにも話が合わないので息が詰ってしまいます。

私は残りの人生はアセンションのみに向っていきたいのですが、どうしたら夫とうまくいくのでしょうか?
自分が初めに結婚を決断した気持ちが、純粋な愛からでなかったので、私に落度がある為に、なるべく波風を立てないようにと思って来ましたが、どうぞアドバイスをお願い申し上げます。

 

(A) 離婚するかどうかは、他のすべての岐路における選択についても言えることですが、どちらがいいということが事前に決まっているわけではありません。
どちらの道を採っても、その先には無数の新たな岐路がありバリエーションがあります。その更なる岐路で何を選び、それぞれの路線上でどう生きるかが、いわば「人生のゲーム」であり、そこでの学びになるわけです。
したがって、「人生の一大事の重要な決断」のようにみえるものでも、実際には「小さな一歩」に過ぎません。
どちらにしても、自分が選んだ結果を、自分で摘み取りながら学んでいくわけです。

こうした場合の、前提として知っておいた方がいいのは、「アセンション生活」というような特別の「人生モード」はないということです。
アセンションのプロセスは、人それぞれが抱えている今生での目的や課題を消化しながら、地球人としての現実体験を積んで、そこから学んでいくことです。
それだけのことでも、「この時代」には宇宙からの膨大なサポートがあるので、志向する方向さえきちんとセットしておけば、誰でも「波乗り」ができる仕組みになっています。
例えば、山中にこもって世間から孤立した生活を送りながら、ひたすら修行三昧に耽るという、インドのヨギのような生き方が、アセンションへの近道だということはありません。
やたらに肩肘張らずに、宇宙からの恩典を信頼することが、アセンションへの望ましい姿勢だと思います。

そこであなたの場合ですが、仮に離婚するとしても、その先の筋道が見えていないようですね。
どうも、ご主人との関係についての不満の逃げ道を求めているのか、ひたすらアセンションを追求しようとしているのか、理解できない部分があります。
結婚した時の経緯もそうですが、あなたのご都合主義的な面を見直すことが先決ではないか、という気がします。
仮に、理想的な「アセンション・コミュニティー」がこの世にあったとして、離婚したあなたがそれに参画したとしても、しばらくすると「ここを脱出して---したい」という新たな思いが頭をもたげる懸念があります。

アセンションのような空前の出来事について、個人としてそれを認知することについては、それぞれのタイミングがあります。特に、その情報が徹底的に隠蔽されている現状ではそうです。
巨大地震が来た時に、初期微動の段階で感知する人もいますが、多くの人は、本震がやって来て、物がボロボロ落ちてきて始めて気付くでしょう。
本人がまだ感じていない段階で、それを知らせるには、かなり工夫を必要とします。
少なくとも、あなたがご主人に説明するというやり方では、効果は期待できないでしょう。
どうしても、あなたの主観が混じることは避けられないので、あなたの個人的な思いと客観的事実とが混ざり合って、説得力が減殺されるためです。
ひとつの手段として、例えば、認識を拡大する(T)などをプリントして読んでいただくことが考えられます。
それを、全く読む気にならないとか、読んでもまったく理解できない、ということであれば、まだタイミングが来ていないということでしょう。
現実にそういう人は少なくないはずですが、だからといって付き合えないということではないと思います。
そういう付き合い方も、「現実体験から学ぶ」ことの1つになるでしょう。

 

(Q) 仰せの通りです。
私は都合主義で結婚して、夫から心が離れてしまい愛情を感じないので、これ以上、嘘をつき続けたくないと思い離婚したいと思いました。

私がアセンションを知ったのは今年でした。
それまで、ある宗教に所属しており、たまたま友人から、石川県のA先生を紹介されまして、アセンションと言う言葉をA先生から初めて聞きました。
その後、最近ですが、こちらのHPを友人が教えてくれました。

信頼できる友達には、ご主人が離婚したくないと言うのならそのままで良いのでは? 別れるにしてもお金を貯めて、暮らせるようになってからの方がいいと説得されて、恥ずかしながら今は、まだ夫のお金で養ってもらっております。
宗教団体に自分と夫のお金をつぎ込み、夫にも散々怒られ、今は自分のお金はありません。

先のメールでご指摘いただいたように、自分の都合主義で結婚した自分の夫に対する不誠実さに対して、キチンと責任を取らなければ人間として恥ずかしと思っております。

《認識を拡大する(T)》をプリントして渡してみます。
それを、
「全く読む気にならないとか、読んでもまったく理解できない、ということであれば、まだタイミングが来ていない」と理解します。
「現実にそういう人は少なくないはずですが、だからといって付き合えないということではない」と思います。

実は私がA先生から、地震が来るから石川県に来るように言われてまして、夫にも「後、3年から5年くらいでアセンションが来るらしい。数年なら家を売れば暮らしていける。あなたは、仕事を辞めて趣味に専念したいと言っていたので、もう死んでしまうのだから好きにしたら!」と言いました。
夫はアセンションを信じていないにしても、今は仕事を辞め、毎日、楽しそうに趣味に専念しています。
どうせ死ぬなら最後に楽しませてあげたいと思いまして、辞めるように言いました。


そして私は私で、アセンションに専念したいと思ったのです。
頂いたアドバイスを元に今後の事をよく考えてみます。

(A) やはり、そういうことでしたか。
アセンションについての重大な誤解が、あなたの考え方や行動の根底にあるようにみえます。
例えば、次の部分です。

実は私がA先生から、地震が来るから石川県に来るように言われてまして、夫にも「後、3年から5年くらいでアセンションが来るらしい。数年なら家を売れば暮らしていける。あなたは、仕事を辞めて趣味に専念したいと言っていたので、もう死んでしまうのだから好きにしたら!」と言いました。
夫はアセンションを信じていないにしても、今は仕事を辞め、毎日、楽しそうに趣味に専念しています。
どうせ死ぬなら最後に楽しませてあげたいと思いまして、辞めるように言いました。


この文面から、次のような印象が伝ってきました。
《夫はアセンションを信じていないので、アセンションが来たら死んでしまう。私は間もなくアセンションするので、家を売ったお金を、それまでの生活費に充てればいい。》
仮にあなたの思いがこの通りだとして、あなたのアセンションを誰が保障するのですか? あなたの「先生」ですか?
結果は、逆になるかもしれませんよ。「ご主人」と「あなた」とで。
誰にとっても、今生で、いわゆるアセンションすることについての保障はありません。
すべては、これからの各人のやり方次第で、誰にもその可能性があります。

そして、「後、3年から5年くらいでアセンションが来る」と、誰が言ったのですか?
アセンションは(正確に言えばアセンションのプロセスは既に始まっており現に進行中ですが、その最終目標の達成つまり人類全体としての1段上の次元への上昇までは)、この先、何十年、何百年と続く、気の遠くなるような長いプロセスです(人類の現状をみれば、その程度のタイムスパンが必要なことは、すぐ分かるでしょう)。
(遠からず)この社会が激変する時が来ることは間違いありませんが、本当のアセンションは、待てど暮らせどやって来ないでしょう。
その途中で、太陽系が、いわゆるフォトン・ベルトの核芯に触れる(「浄化の時」という)タイミングが来ることは事実です(便宜的にそれをアセンションと言うことがありますが、むしろ真のアセンションへの出発点です)。
それは、正確には、1つの通過点に過ぎません。それを通過することが、すべての人類にとって大きい課題ではありますが。
そのタイミング自体も、未来のすべてのことと同じで、確定しているわけではありません。
一般に言われる2012年は、いわば「天の(当初の)計画」のようなもので、実際には、これからの人類の動向次第で、たくさんのバリエーションがあり得ます。

【注】以上のことは、「走り幅跳び」に例えると分かり易いでしょう。

ゆっくり歩いてスタートラインに立ち、そこから加速を始めて、踏み切り板で最高速度になるように走る。そして、そこまで来たらエイヤッと踏み切って浮上し、空中を飛んで新しい地球に着地する。スタートラインが1987年、踏み切り板がとりあえず2012年、新しい地球への着地が数十年から数百年先というところでしょう。浮上して空中を飛ぶといっても、めでたく浮上できた人の感覚としては、それまでと大差なく生活しているかもしれません。また人によっては、不思議の国のアリスになるかもしれません。

【参考】アセンション(6)[補足]『不思議の国のアリス』


実際問題として、家を売って、どこに住むのですか?
ご主人は? そして、あなたは?
何だか、アセンションを「活用」した、「利己主義のニューフェース」を見るような感じがします。

また、「宗教」にしても「先生」にしても本質は同じことで、何かに依存してやっていこうという気持ちがある限り、アセンションに近付くことはないと考えておいた方がいいでしょう。

 

(05/08)オーラの色が気になる

(Q) 最近、URLを省略)の提供しているオーラカメラで、オーラの写真を撮る機会を得ました。
そうしましたら、ほとんど全てのチャクラが赤どころか、赤外(線)というほど赤く、オーラの形は輪郭のハッキリした綺麗な楕円に近い丸なのですがルビーの様な深紅。
私自身の姿はよく写っていて、深紅で見えないということはないのですが、何せ、赤いドームにすっぽりいるかのようです。
赤外の色は、クラウン、第三の目、喉、ハートにおよび、

強烈な赤、というのが、第三、第二、第一チャクラに出ています。

エネルギッシュでパワーがあって・・というのなら、それはそれでいいのですが、あまりに現実的な気がして、霊的の片鱗もないのかしら? と思うとちょっとショックでした。
なにしろ他の色の要素が全くないのです(笑)。

確かに、最近、忙しくて、いつも何かに追われているよう、それがいやとか、そういうわけではないのですが、極度の睡眠不足。
このまま突っ走ると、病気になってしまうよ、という警告かもしれません・・。
赤の意味として、よくいわれているところの怒り、憎しみ、といったものは自覚がありません。

この赤さが定常的ではなく、そのときのワンショット、と思おうとしても、これほど真っ赤だとちょっと気になりました。
赤の波動は、とても重くて、現世的な色です。
せっかくこの世に生を受けたのですから地に足が着いている、現実適応力がある、と思えばそれはそれでいいのですが、アセンションするには、重すぎるような気がします。
霊的な進化も、なんだかまだ赤ちゃんの段階のようだとすると、自分なりには随分スパイラルを上ってきている気がするのですが、あららら? 赤一色なの? と意外にも思ったり。
とはいえ、自分が赤の色を持っているなら、それを受け入れて、赤のポジティブな面を活かすように心がけるということが大切かもしれませんし。

小松様は、赤一色のオーラはじめ、オーラの色とアセンションの時代に生きるということについて、どのようなご意見をお持ちかと思いまして、思い切ってメールをさせていただいた次第です。
急いでおりませんので ご都合のよろしいときにお答えいただければ幸いに存じます。

 

(A) アセンションと何の関係もない、「遊戯」に浸っている感じがします。
オーラの色は、測定器の前に座る代わりに、例えば毎日自然に浸る生活をすれば、ガラリ変わりますよ。

エステやフィットネスのことはご存知と思います。
巧妙な宣伝文句に乗せられて、本人がすっかりその気になり、言われた通りやっていれば「きれいになれる」と思い込む(内面の美しさのことなど、すっかり棚上げにして)。
その「きれいになれる」が、今や「アセンションできる」に替わっただけで、自由なビジネス活動が人の心理の虚を突いたコマーシャルに乗せて提供する、「遊具」の数々が、雨後の竹の子のように誕生しています。
おそらく、これから10年、20年、たっぷり遊ぶだけの種はあるでしょう。
この社会の本質は何も変わっていないことの、証明のようなものです。
新しい新奇なエンターテイメントの領域、つまり「新たな市場」が創造されただけのことです。

こうした「遊具」に嵌り込む人を、駆り立てているものは何でしょうか?
何か日常と違うことをしなければならないという、強迫観念でしょうか。
自分だけが先へ行きたいという、心理でしょうか。
それとも、単に面白いから「いいじゃん」ということでしょうか。

いずれにしても、アセンションを目標にしているなら、安直な「手法」を追求することは、きわめて危険です。
そうした関心を増幅させればするほど(半ば自動的に)自分の内面の問題を棚上げにすることになるので、かえって一歩も前進しないことになるでしょう。
様々な「遊具」がバラ撒かれた、「地雷原」を行くようなものです。
本人は、アセンションに向かって前進しているつもりでも、実際には、「地雷原」を迷走しているだけのことです。
それは、そのような波動域を自分で選んでいるためで、同じように地球で生活していても、波動域を少し変えれば、「地雷」とは全く無縁の平原を進むことができます。

あなたをアセンションさせることができるのは、あなただけです。
あなたの外には答えがないことを、肝に銘じておくのがいいでしょう。
そして、もっとあなた自身と宇宙を信頼して生きていくことをお勧めします。

(05/08)いわゆる「神」の本質について

(Q) お忙しい中、御返信誠にありがとうございました。
確かに私生活において、基本的な事が出来ていなかったように感じられます。
本日から意識して、挑戦してみようと思います。
小松様にメールを頂き、何だか、とてもほっと致しました。
肩に力を入れすぎて、色々な事を難しく考えすぎていたのかも知れません。
もし、お時間があれば、お返事いただきたく思いますが、質問です。

突然ですが、神と呼ばれる存在についてです。
神と呼ばれる存在は怒りますか?感情は存在しますか?
そして、人間に降臨するのですか?

 

(A) 人類の中で、洋の東西を問わず、「神」についての観念ほど混乱しているものはないでしょう。

百人集まれば、百様の「神」の観念が出てくる、と言っていいと思います。

しかし、どれにも共通するのは、「自分の現実は自分が創るもの」という宇宙真理とは、正反対の観念をベースにしていることではないでしょうか。

その観念は、アヌンナキなど実質的に人類を支配してきた者たちが、利己的な目的を満たすために捏造したものです。

つまり、「神」と「ヒト」との間に線を引いた上で、自分たちを「神」だと信じ込ませ、「ヒト」は「神」の足元にも及ばない低レベルの存在だから、何を望むにしても、ひたすら「神」を敬い、それに縋るしかないと徹底的に洗脳したのです。

 

多年にわたって、そうした「刷り込み」を受けてきた人類が「骨の髄まで」身につけたものは、事あるごとに「神」の恩寵を祈り、自分の問題解決や願望の実現を、自分の外の力に頼ろうとする姿勢です。

その延長で、手当たり次第に「自分たちの神様」を造ったりする。例えば日本では、何千人も殺した戦国武将を始め、平安時代の学者・政治家や幕末の思想家まで「神様」に祭り上げる---

こうした人類の姿勢は、非物質領域の様々な「偽神」が暗躍する余地を与えています。それらは、「ヒト」の「気」を吸い取って活力を得ながら、その「見返りに」人間を操縦しているのです。

 

本当の意味の「神」は、宇宙で「ひとつ」だけしか存在せず、それは、自然界の生き物や星々を含む、全宇宙で意識を持つ者の「すべて」です。

これについての、最も適切な定義は、次の冒頭に出てくる《宇宙知性》です。

認識を拡大する(T)

 

ここにあるように、あなたは「神」つまり《宇宙知性》の一部です。もっと簡単に言えば、あなた自身が「神」です。したがって、

・あなたの願いに応じて、あなたのために何かをしてくれる「神」は、あなたの外にはいません。

・あなたを評価したり、怒ったり、罰したりする「神」は、あなたの外にはいません。

事は極めて簡単で、これらの全ては、あなたが自分でやって、その帰結を自分で摘み取るものです。

そして、憶えておくといいのは、あなたは未来永劫に、「神」以外の者になることは不可能です。否応なく、「神」であり続けることになっているのです。

 

なお、すべての意識(存在)は個性を持っており、感情表現はその一部です。

これは、かなり地球人類に特徴的な個性で、現実創造のツールでもあり、必ずしもネガティブにとらえる必要はありません。

広い宇宙には、感情というものを持たない存在もたくさんいます。彼らは、人類が感情によって現実創造しているのを、たいへん珍しく感じるようです。

そして、すべての意識の総和としての《宇宙知性》という意味では、その視点や情報量の違いから、地球人類のような感情表現は、限りなくゼロに近いでしょう。

 

一方、ご質問の「降臨」という概念は、「ヒト」と「神」を分離してとらえる観念の産物で、現実に存在するものではありません。「ヒト」と「神」は本来一体のもので、常に繋がっているものだから、「降臨」する必要がないのです。

非物質の悪意の存在や迷った存在が、肉体を持つ者に取り付く「憑依」なら、現実にたくさん存在します。

おそらく、憑依された者が、「神」が「降臨」したなどと錯覚したことに由来する概念、あるいは権威付けのために誰かが造り出した概念でしょう。いずれにしても、人類の他力本願的な迷妄の産物です。

これとは別に、様々な時代で、特別の使命を持った存在が(分かり易く言えば「神」の使徒ともいうべき存在が)地球人の肉体を持つことがあります。そして、そのような存在が、自分の「出身地」の存在たちから、いろんな形のサポートを受けることがあります。

しかしこれは、「憑依」や「降臨」ではありません。あくまでも、テレパシー的なコミュニケーションの一種です。

 

(05/08)畏友の卓見

(Q)(省略)

 

(A) 本日配達されました。ありがとうございました。

実は、この本《(渡部義任君の父上義通氏の)追想集『忘憂清楽』(1985)》のことは、完全に念頭から消えていました。

思えば、これが出た当時は、会社生活の中でも最高に多事多端の時で、1ページも読むゆとりがなかったろうと思います。

改めてパラパラと読んでみましたが、戦前戦後の、あまり知らなかった日本の一面が生き生きと描かれた出版物になっていて、たいへん興味深いものがありました。

 

渡部君の私的なことはあまり知りませんでしたが、これを読むと、世間へのスタンスの面で、お父さんの影響をかなり受けていた感じがします。

もちろん、彼の独自性は、それとは別のものですが。

学生時代に彼が、雑誌『論争』に寄稿した論文で、「彼らが共産主義革命が遂に成就したと思うとき、その姿は、資本主義に限りなく近いものであろう」という趣旨のことを書いていましたが、現在のロシアや中国を見ると、正に卓見だったと思います。

 

この「追想集」の中にも、渡部君の追悼文があり、それについて別次元にいるお父さんから出版直前に、「ところで、こんどの追想集だが、まずお前の書いたものはなんだ。親に対する追悼じゃなくて、人が読んだら、お前の自伝としか思われんぞ。---」という通信があったということが、「追想集」の編集者でもある渡部君自身が書いた「あとがき」で紹介されていますが、確かにそういう面がありますね。

それだけに、私なんかには、たいへん面白く読めました。

そして、ここにも卓見を発見しました。1964年に、お父さんの秘書役で「訪ソ」した時の感想です。

 

《イデオロギーは別として、ソ連に住んでみて生理的に違和感を感じない日本人が1人でもいるだろうか?

この違和感はどこからくるのだろう?

それはやはり、自閉現象である。イデオロギーを芯棒に、一直線に近代国家を作ろうとした無理が習慣として定着してしまい、あらゆるほころびを秘密警察と密告制度で繕おうとする。生産手段が国家にある限り、誰も印刷所1つ作ることはできない。国民の大半が密告におびえ、自らも密告者になって恥じない状況である。ショスタコビッチの自伝が、このところをよく突いている。晩年、父もソ連を大体このように見ていた。

すべてを一言でいえば、前身がムジークであった国民の体質からきている。

ローマ時代の末期にキリスト教が市民権をえて世を覆い始めた時も、これと似た姿である。そして日本には、共産党に代って創価学会というはっきりした危険がはびこり出している。》

 

「追想集」ではこの他に、「天皇制・ナショナリズム・スターリン主義――義通さんにきく」という対談集や、(財閥三井家の令夫人で、後に離婚して渡部義通さんと結婚した)三井禮子さんの「二人の半世紀」などが印象的でした。

 

【注】ムジーク:(体制順応型の)平凡な人間というような意味で、ロシア人が仲間意識をアピールするために、自分を少し卑下して使うことが多かった。


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