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北朝鮮:正雲氏の訪中報道、中国政府が否定

 【北京・浦松丈二】中国外務省の秦剛副報道局長は18日の定例会見で、北朝鮮の金正日総書記の三男、正雲氏が極秘に訪中していたとの朝日新聞の記事について「報道された状況は全く存在しない」と否定した。

 朝日新聞は16日付朝刊1面トップ(東京本社版)で「『後継』正雲氏が訪中 金総書記の名代 胡主席らと会談」と報じた。

 秦副局長は16日の会見で、「そのような状況は承知していない」と答えていたが、朝日新聞は、さらに18日付朝刊1面(同)で「正男氏も同席」と金総書記長男の正男(ジョンナム)氏も会談に同席していたと続報を掲載した。

 18日の会見で秦副局長は「日本の方々は東洋の含みのある言い方が理解できるに違いないと思っていた。まだ理解できないようなら今日はもう一歩進めて事をはっきりさせる」と前置きしたうえで、「私も関係メディア(朝日新聞)の報道を読んでみたが、まるで(スパイの活躍を描いた)『007』の小説のようだと思った。彼らが次のシリーズで何を書くのか、私には知る由もない」と述べた。

 中国外務省の会見について、朝日新聞社広報部は18日、毎日新聞に「ご指摘いただいた北朝鮮についての一連の報道は、確かな取材に基づき記事にしたものです」とのコメントを出した。

毎日新聞 2009年6月19日 東京朝刊

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