自分の長女(2)のポルノ写真を撮影したとして、宮城県警少年課と大河原署は9日、児童買春・ポルノ禁止法違反の疑いで兵庫県のパート職員の女(23)を逮捕した。女に撮影をそそのかしたとして同法違反教唆の疑いで、堺市中区の無職、岩崎瑞穂容疑者(20)も逮捕した。
女の逮捕容疑は、1月8〜21日ごろに11回、デジタルカメラで自分の長女のわいせつな写真を撮影して児童ポルノを制作した疑い。岩崎容疑者の逮捕容疑は1月上旬ごろ、女に「娘の児童ポルノ画像を送ったら金を払う」などと言ってデジカメを郵送し、ポルノ写真を撮影させた疑い。
県警によると、岩崎容疑者が携帯電話のオークションサイトに自分の下着姿を投稿していた女に目を付け「娘のポルノ写真の方が高く売れる」と交渉。女に撮影ポーズまで細かく指示し、画像は1枚数千円程度で買い取っていたとみられる。
岩崎容疑者は、宮城県の主婦に同様の児童ポルノ制作をそそのかした際に金銭トラブルとなり、昨年11月、主婦が県警に相談。岩崎容疑者の周辺を調べ、今回の容疑を把握した。県警によると、自分の子どもに対する児童ポルノ制作での逮捕は全国で数件。