2009年6月19日 10時15分 更新:6月19日 11時48分
滋賀県米原市の雑排水槽で同県長浜市今川町、会社員、小川典子さん(28)の遺体が見つかった事件で、県警米原署捜査本部は、小川さんと交際していた米原市内の40代の会社員の男が事件に関与した疑いが強まったとして、19日朝、男を同署に任意同行して事情聴取を始めるとともに、自宅を家宅捜索した。容疑が固まり次第、逮捕する。
関係者によると、男は小川さんと同じガラスメーカー工場で働いており、妻子がいるが、小川さんと交際していたという。小川さんの交友関係の捜査などから、男の存在が浮上した。
捜査本部によると、小川さんは11日午後8時ごろ、後頭部を鈍器のようなもので強打されて陥没骨折するなどし、瀕死(ひんし)の状態で排水槽に投げ入れられ、窒息死したとみられる。10日午後8時10分過ぎ、請負会社営業所を携帯電話を操作しながら出る様子が目撃されているが、その後、連絡がとれなくなり、12日朝、十数キロ離れた排水槽で発見された。
男の自宅近くの住民らによると、男は妻と小学生の子供2人の4人暮らし。物静かで温厚な印象だという。