三次市で15日、オタマジャクシが地面や屋根に落ちているのが見つかった。日本野鳥の会広島県支部は、飛んでいた鳥がはき出した可能性が高いとみている。
午前8時ごろ、十日市東の主婦(60)が自宅庭で発見。周囲を確認すると、庭から隣の駐車場や隣家の屋根など約20メートルの直線上に、オタマジャクシ13匹とトノサマガエルと見られる成体1匹が落ちていた。
広島地方気象台によると、市内は当時、竜巻など強い上昇気流が発生する気象状況でなかった。野鳥の会の日比野政彦さん(57)はサギなどの可能性が高いとし「今は子育て真っ最中。巣に運ぶためにのどにため込んでいた餌をカラスなどに襲われ、はき出すことがある」と指摘している。
【写真説明】三次市内の民家の屋根で発見されたオタマジャクシ
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