4.アクアボタン用上部ハイライトの作成
上部ハイライトは、先ほど作成した選択範囲をそのまま利用します。
ベースレイヤーの上に新規レイヤーを作成します。そして、先ほどの選択範囲がまだ表示されていればクイックマスクモードへ、選択範囲を消した場合は保存したアルファチャンネルをCtrl+クリックして選択範囲を呼び出して下さい。
選択範囲を表示したまま、ツールボックス下部のクイックマスクモードボタンを押します(図10)。ここで選択範囲をぼかして、周囲に馴染ませるように変形します。
ガウスぼかしフィルタを選び、半径を5pxにしてOKを押します(図11)。この適用量で馴染み方が変化しますので、まずは5pxで試して、気に入らなければお好みの適用量に変更してください。
上部ハイライト用の選択範囲ができましたので、ツールボックス下部から画像描画モードに戻って下さい。
ここでベースレイヤーの上に新規レイヤーを作成し、編集→塗りつぶしを選択して、ホワイトの不透明度100%で塗りつぶします(図13)。ぼかしが入っていますので、周囲に馴染むホワイトになります(図12)。次に、このレイヤーにグラデーションレイヤーマスクを適用します。
最初にCtrl+Dボタンで選択範囲を削除してください。その後、レイヤーパレット下部のレイヤーマスク作成ボタンを押します。そしてグラデーションツール(G)を選択し、オプションバーのグラデーションサンプルボックスをクリックして、グラデーションエディタを開きます。
ここでは図のような黒から白へと変移するグラデーションを作成してください。できたらOKを押します。
次にホワイトで塗りつぶしたレイヤーのレイヤーマスクがアクティブになっているのを確認(レイヤーマスクをクリックして下さい)して、線形グラデーションを適用します。
ハイライトの下部辺りから、上部の少し手前位の位置でグラデーションを使用します。これで、上部に向かってハイライトが作られます。このハイライトの作成によって印象が異なりますので、どの位白い部分を残すかを決めてください。ちなみにグラデーションは、複数回範囲を変えて適用したりすることもできます。また、横から適用することももちろんできます。
上部のハイライトができました(図14)。このレイヤーを「上部ハイライト」に名称変更しておきます。