生まれ生まれ生まれ生まれて生の始めに暗く、死に死に死に死んで死の終わりに冥(くら)し…(空海)
774(宝亀5)年の6月15日に生まれた空海は「人間ちゅうものは“生まれること”を繰り返し“死ぬ”ことを繰り返しても、その本質を悟ることはないのだよ…」とおっしゃった。
つまりです、人生なんて常に混濁し、チヂに乱れ、わけのわからんことばかり起こるわけで、ましてや千葉マリンのあのきまぐれな風の球場でストライクの入らない投手がリリーフに出てきたとしても青スジをたてるこたぁない。それを“火消し”に出てきた投手が実はガソリンとマッチをもってマウンドにあがってわざわざ右中間三塁打という点火をしちまったとしても…だ。
曰く「人生不可知なり…」です。一度四国のお遍路さんにでも出ましょうや。『同行2人』といっても弘法大師さまならいいけど阪神はズーッと“貧打大師”と同行してますぞ、最近。
思えばこの日は“不可知”なコトばかりが起きた。まず朝、トラ番高瀬悟嗣はホテルの自室で風呂場に干しておいた靴下がまだビショ濡れなのでドライヤーを最強にして乾燥させていたら突然ピポーパポー! と火災報知機がなりだした。すぐフロントからも電話がかかり高瀬大慌てで「いやただ乾燥してただけでご心配なく…乾燥ってイイですねぇアハハ」。高瀬よ、そのドライヤーでジメジメしてる阪神打線をカラッとさせてくれい。「試合前の練習もブラゼルだけが元気一杯でした…」
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