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「市職員から投票用紙」北九州市議選事件で容疑者の親族

2009年6月18日22時55分

 2月の北九州市議選の偽投票用紙事件で、小倉北区から立候補・落選した山田国義容疑者(73)=公職選挙法違反(買収)容疑で逮捕=が不正に集めたとされる投票用紙について、山田容疑者の親族の男性が、福岡県警の任意聴取に「市職員から用紙を受け取り、山田容疑者に投票した」という内容の供述をしていることが、捜査関係者への取材でわかった。

 捜査関係者によると、この親族男性は小倉北区の有権者。「自分が投票する時に、山田容疑者の名前の書かれた投票用紙数十枚をまとめて投票した」と供述しているという。用紙は、同じく山田容疑者の親族である北九州市職員の男性から渡されたと話しているという。この市職員は県警の聴取に対し、関与を否定しているという。

 県警は、2人が山田容疑者の指示を受けて不正な投票にかかわった可能性もあるとみて、公選法違反(投票偽造)容疑での立件を視野に、慎重に調べている。

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