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北朝鮮の攻撃対象は日本、若手将校は「拉致謝罪」に憤慨 米専門家が下院で証言

2009.6.18 09:52
このニュースのトピックス金正日総書記
14日、中国・丹東市郊外、中朝国境の北朝鮮側に見張り小屋を造る北朝鮮兵士。手前の鉄条網は2006年に中国が設置した(共同)14日、中国・丹東市郊外、中朝国境の北朝鮮側に見張り小屋を造る北朝鮮兵士。手前の鉄条網は2006年に中国が設置した(共同)

 今年1月に北朝鮮を訪問した米国の朝鮮半島問題研究者、国際政策センターのセリグ・ハリソン氏は17日、米下院外交委員会の公聴会で証言し、北朝鮮が戦争状態に陥った場合、韓国ではなく日本を攻撃するとの見方を明らかにした。

 金正日総書記の健康状態悪化後、「反日感情が強く国粋主義的で、海外経験のない若手将校らが政権内で立場を強めた」ことが理由だという。ハリソン氏は取材に対し、訪朝時に知り得た「政権内の傾向」からの類推だと説明した。

 証言でハリソン氏は、若手将校らは金総書記が2002年に日本人拉致を認め「謝罪したことに憤慨」しており、「日本と紛争になった場合の北朝鮮の能力を非現実的に(高く)評価し、他の高官らを憂慮させている」と述べた。

 ハリソン氏は「国連制裁の結果、事態が悪化した場合、北朝鮮は報復として韓国ではなく日本か在日米軍基地を攻撃するだろう」と予測した。(共同)

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14日、中国・丹東市郊外、中朝国境の北朝鮮側に見張り小屋を造る北朝鮮兵士。手前の鉄条網は2006年に中国が設置した(共同)
抗議集会には朝鮮人民軍兵士も参加した=15日、平壌(AP)
11日、軍事境界線の南側の非武装地帯付近を警備する韓国軍兵士(ロイター)

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