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韓国株:外国人が3日連続売り越し

 17日の韓国株式市場は、有価証券市場(メーンボードに相当)で外国人投資家が1500億ウォン(約113億円)を売り越し、3月以来初めて、3日連続の売り越しを記録した。株式市場が世界的に反発に転じた3月初め以降、本格的な買いに出た外国人はこれまで12兆ウォン(約9040億円)以上を買い越した。その間、たまに売り越しとなる日はあったが、3日連続は初めてだ。このため、市場では原材料価格の上場や北朝鮮の核問題リスクなどで、外国人が韓国株に対する投資スタンスを変えたのではないかとの見方も出ている。

 しかし、そう断定するには早いとの指摘も多い。3日間の売り越し規模は合計で4000億ウォン(約300億円)に満たない。これは先週の買い越し分1兆5000億ウォン(約1130億円)の4分の1程度だ。また、外国人が本格的に買いに転じた3月10日から3日間の買い越し規模は1兆2000億ウォン(約900億円)だった。

 外資系証券会社が最近、韓国株式市場に楽観的な見通しを示している点からも、外国人が投資スタンスを変えるとは考えにくい。今月8日にクレディ・スイス証券はKOSPI指数の1年後の目標値を1500ポイントから1650ポイントへと上方修正した。今年初めまで韓国株に悲観的な見通しを示していた野村証券も10日、「韓国株式市場は短期的に上昇する可能性がある」との見方を示した。

 グッドモーニング新韓証券のイ・ソンヨプ研究員は「外国人の売り基調が長期化したり、外国人の売買パターンに影響を与えるほど世界の株式市場が厳しい状況になったりしない限り、これまでのような売買傾向が続く」と見通した。

キム・ジェゴン記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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