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【裁判員制度】課題山積の船出…ケース・バイ・ケースでの対応を (1/3ページ)
このニュースのトピックス:裁判員制度
いよいよスタートした裁判員制度。裁判員に選ばれた国民へのサポート態勢の不備が指摘されるなどさまざまな課題を抱えながらの船出となった。それでも、国民の意見を司法に反映させる一歩を踏み出した意義は大きい。今後は想定外の出来事も想定されるが、裁判所などにはケース・バイ・ケースの対応が求められる。
■方言は…
裁判員を受け入れる裁判所にとっては「走りながら」の制度施行となった。受け入れ態勢が整っていない部分もいまだに散見されているからだ。
裁判に慣れていない裁判員は、法廷での被告や証人の発言について、メモをとることばかりに追われて、裁判に集中できなくなる可能性がある。最高裁は、音声を自動的に文字化して、後から裁判員が読める「音声認識システム」を開発したが、裁判では地域によって、さまざまな方言が飛び交う。関西弁に対応できるシステムはあるが、最高裁によると「津軽弁など一部の方言では認識が難しく、どの程度の対応が可能かは不透明」という。
最高裁は「障害を持つ国民でも積極的に参加してもらう」としているが、身体障害者のサポート態勢も万全とはいえない。
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