みなさま、リー子です。
6月15日夜、舞踏会の開催を待ちわびるお客さま800名をご招待しての「クロロック城スペシャルナイトショー」がありました。
帝国劇城ロビーでは、兄がパタパタと飛び回りながらお客さまをお出迎えしていたのですが、お気づきになりましたか?
その模様を、とりあえず文字だけですが 簡単にレポートしたいと思います。
まずは1500から、みっちりリハーサル、です。
舞台上の立ち位置や動き、出はけを確認したり、歌の音響チェックを行ったりしました。
アンサンブルやダンサーのみなさんは既にヴァンパイアなお顔。お稽古用のラフな姿だけに、そのアンバランスさがかえってリアルにコワかったです(笑)。
あ、ちなみに本番は、全員が舞踏会同様お衣裳付きのフルメイクでした。
休憩時間をはさんで、1900。
いよいよショーの始まりです。
客席を埋めたお客さまが「しーん」と固唾をのんで見守る中、オープニングの音楽が流れ、客席扉から2人のアルフレートが!
アブロンシウス教授を探していた彼らは、ステージの白い雪の固まりに「プロフェッサーっ!」と駆け寄ります。
6つある固まりを端から確かめて行くアルフレートたちでしたが、現れたのはなんと、カチコチに凍ったマグダ、レベッカ、シャガール、2人のサラ、そしてクコールだったのです。
そんなこんなで、クコールの進行による居酒屋(? 村の宿屋?)トークショーが始まります。
自己紹介や楽しいトークで数分が過ぎた頃、せっかくの機会なので…と歌披露に。
まず、1幕4場より ♪初めてだから、が歌われました。
アルフレートとサラによるデュエットに途中マグダ、シャガール、そしてレベッカも加わるこの曲、聞きごたえ・見ごたえのあるナンバーでした。
続いて1幕8場より ♪外は自由、です。
今度はアルフレートがサラと一緒に曲を歌い上げ、客席はうっとり。
そんな余韻にひたる間もなく、真っ赤な照明とど派手な音響と共に、我らがクロロック伯爵さま、ご子息ヘルベルトさま、教授の3人がセリ上がって来られました。
なんと伯爵さま、兄のリー君を伴ってのご登場でしたが、兄はクコールに早々に舞台袖へと追い払われてました(笑)。
ここからは、「教授以外3人は妖怪」(談:クコール)によるトークショー。
脱線をおそれたクコールは、軌道修正してくれそうな演出/山田和也さんに進行をバトンタッチし、自分はちゃっかり喋る側になってました(笑)。舞踏会ではほぼ無口なので、チャーンス!な感じだったんでしょうか?
伯爵さまの摩訶不思議な話術に時間は瞬く間に過ぎ去り、伯爵さまと教授は一旦、舞台袖へとお隠れになりました。
ここからは、「お客さまもご一緒に楽しみましょう」タイムに突入です。
フィナーレナンバーでお客さまと共に歌い踊ろう、ということで、まずは男女アンサンブル、ヴァンパイアダンサーのみなさんが舞台上に勢揃いし、クコールが一人一人をお客さまにご紹介していきます。
次に、クコールによる 「まずは歌詞を覚えましょう」 コーナー。
♪真っ赤に流れる血がほしい、モラルもルールもまっぴら〜
という部分をフレーズごとに区切り、お客さまに練習していただきました。
続いて、ヘルベルトさまのご指導で 「カンタン、振付け教室」へ。
「ここは、こう、ね」
ヘルベルトさまは御自ら、歌詞に合わせた手振りの見本をお示しになり、
「はい、やって」 「そう、上手」 「ちょっとそこ、やってないわね」
と、いつもの通りの愛らしい(笑)ご様子で、お客さまに振り移しをなさっておられました。
歌と踊りのレッスンが終わると、
「その部分が来たら、ぱっと踊ってください」
というクコールの無茶振りがあり、いざ、フィナーレナンバーへ。
フィナーレ曲は、女性ヴァンパイアダンサーを従えたマグダとヘルベルトさまのパワフルな歌い出しで、のっけから盛り上がります。
男性ダンサー、男女アンサンブルやサラ、アルフレート、シャガール、レベッカも加わっての歌とダンスは、もうカッコいい〜っ!!の一言。
今回、ヴァンパイアダンサー/ソリストとして舞踏会に初参加する森山開次さんも、素晴らしい踊りで魅せてくださいました。
そして、舞踏会ではフィナーレに登場しない伯爵さま、教授、クコールもフィナーレに途中参入し、大迫力。
高まったテンションのまま、舞台上のキャストと客席のお客さまが一緒に写真におさまる記念撮影が行われました。
せっかくの「スペシャルナイトショー」、前夜祭気分のままお客さまに家路についていただきたい…という想いから、最後にフィナーレナンバーの一番盛り上がる部分をもう一度披露。
ここで伯爵さま、なんと客席にご降臨されたのですよ!!
客席でのお席番号は入城的最前列に当たったお客さま(お席は入城時に抽選だったと聞いております)、悪運(?)強すぎ!
大丈夫ですか? 伯爵さまの妖気にあてられませんでしたか?
あたった方はもう手遅れです。この夏は、我々とともに帝国劇城の住人となるしかありませんからね〜。
そしてそして、カーテンコール。
マグダ、シャガール、レベッカ、アルフレート、サラ、ヘルベルトさま、教授と一言コメントがあり、締めの伯爵さまが、
「7月ぅぅぅ、8月ぅぅぅ、帝国劇城『ダンス・オブ・ヴァンパイア』ぁぁぁ、がんばるぞぉぉぉぉぉ」
的な雄たけび(笑)をお上げになられまして、満場の拍手喝采の中、めでたく前夜祭の幕は閉じられたのでございました。
マル。
さて、この日は写真も動画もプロのカメラマンさんが入って下さったので、後日、宣伝室日誌の方でダイジェスト映像がアップされることと思います。
が、リー子もリハーサルやら本番中の裏まわりやら、相変わらずウロウロちょろちょろしておりましたので(笑)、そんな画なども交えつつ、おいおいみなさまにショーの詳しいご報告をしていければなぁ、と思ってます。
その前に、滞っている「顔寄せ」映像もやらなければ…。
あれ? これって、自分で自分の首しめてますか?(苦笑)
まだまだ先は長いので、みなさま、のんびり焦らずお待ちくださいませ。
以上、リー子の「クロロック城スペシャルナイトショー」速報レポート、でした。
それでは、また〜。