与野党「多数助ける」「拙速」=河野議長は評価−臓器移植法
6月18日20時15分配信 時事通信
臓器移植法改正案のうち、A案が衆院本会議で可決されたことについて与野党幹部が18日、それぞれコメントした。自民党の細田博之幹事長は国会内で記者団に、A案に賛成したことを明らかにし、「(移植を望む)多くの方々を助けることが第一の目的になっており、いいのではないか」と評価した。移植経験者である河野洋平衆院議長も「結論が出たことを大変喜んでいる」と語った。
一方、民主党の鳩山由紀夫代表や公明党の太田昭宏代表はA案に反対した。鳩山氏は記者団に、その理由を「脳死を人の死と言い切れるかどうかという思いがあった」と指摘し、「D案が良かった」と語った。太田氏は「B案を考えていた。生命は自分自身のもので、どこまでも自分自身の決定が不可欠だ」と強調した。
採決を棄権した共産党の志位和夫委員長は記者会見で、「拙速なやり方をしたのは大変遺憾だ。国民的議論で合意形成を図るべきだった」とし、C案提出者の社民党の阿部知子政審会長は「どれほどの議員がA案の内容を知って賛成したのか疑問だ」と懸念を示した。
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一方、民主党の鳩山由紀夫代表や公明党の太田昭宏代表はA案に反対した。鳩山氏は記者団に、その理由を「脳死を人の死と言い切れるかどうかという思いがあった」と指摘し、「D案が良かった」と語った。太田氏は「B案を考えていた。生命は自分自身のもので、どこまでも自分自身の決定が不可欠だ」と強調した。
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最終更新:6月18日20時19分
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