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販売差し止めとなった50年代の映画3作品とは…

 1950〜52年に公開された故成瀬巳喜男監督らの邦画3作品を格安DVDとして販売しているのは著作権の侵害だとして、東宝(東京)が都内のビデオ販売会社に販売差し止めなどを求めた訴訟の判決で、東京地裁は17日、販売差し止めや原版の廃棄などを命じた。

 3作品は成瀬監督(69年死去)の「おかあさん」(52年公開)のほか、谷口千吉監督(2007年死去)の「暁の脱走」(50年)、今井正監督(91年死去)の「また逢う日まで」(50年)。

 著作権の保護期間は、旧著作権法で監督死亡の翌年から38年間、改正著作権法(2004年1月施行)で映画公開の翌年から70年間と規定している。

 清水節裁判長は、3作品は監督3人の著作物と判断。改正法施行時に保護期間が切れていなかった「おかあさん」は改正法付則に基づき、70年間が適用されているとして、業者側の販売はいずれも著作権侵害に当たると指摘した。

 格安DVDをめぐっては故黒沢明監督の作品やチャプリン作品でも訴訟が起こされ、知財高裁などが同様の判断を示している。

 業者側は、著作権は東宝側に帰属しており、その場合は旧著作権法上、公開から約30年で保護期間が終了すると主張していた。

 東宝は「主張の正当性が認められた。判決に基づき権利侵害品の排除に当たる」としている。

ZAKZAK 2009/06/18

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