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北朝鮮の警備艇1隻、東海NLLを侵犯

韓国側艦艇の出動を受け引き返す

 北朝鮮が相次いで緊張をあおる行為に出て西海(黄海)北方限界線(NLL)付近で緊張が高まる中、今月16日午後に北朝鮮の警備艇1隻が東海(日本海)NLLを侵犯していたことが分かった。

 韓国政府の消息通は17日、「北朝鮮の警備艇1隻が16日午後1時半ごろ、東海NLLを1.8キロ程度侵犯したが、韓国の高速艇など艦艇が出動し警告放送を行うと、北側に引き返した」と語った。

 北朝鮮の警備艇が北朝鮮の漁船の操業を取り締まる過程で偶発的にNLLを越えたのか、意図的に侵犯したのかは確認できていない。北朝鮮の警備艇は、今年に入り西海NLLを3度侵犯するなど西海NLLを侵犯するケースが度々あったが、東海NLLを侵犯するのは異例のことだ。軍当局は、漁船の操業を取り締まる必要性が小さい東海でNLLを侵犯したのは、韓国側の反応を探るため意図的に「声東撃西」式の挑発に出た可能性が大きいと見て、分析を行っている。北朝鮮の警備艇は、今月4日午後にも延坪島に近い西海NLLを侵犯したが、韓国の艦艇の警告通信を受け50分余りで退却している。

李衛裁(イ・ウィジェ)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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