ホーム > リング > リング最新紙面記事

負けたら引退…ライカが7・3王座挑戦

 ライカ(中央)の世界戦勝利に自信満々の竹原会長(右)と畑山トレーナー=東京・新宿区のT&Hジム
 ライカ(中央)の世界戦勝利に自信満々の竹原会長(右)と畑山トレーナー=東京・新宿区のT&Hジム

 負けたら引退じゃ!女子ボクシングのWBA世界ライト級7位・風神ライカ(33)=T&H=が17日、東京・新宿区のT&Hジムで会見を行い、7月3日に米ラスベガスでWBA同級王者のレイラ・マッカーター(30)=米国=に挑戦することを発表した。17日付で山木ジムから移籍し、新たなスタートを切るライカにT&Hジムの竹原慎二会長(37)は「負けたらおしまい(引退)」と明言。移籍第1戦で早くも“最後通告”を突きつけた。

  ◇  ◇

 晴れの会見で悲痛な引退宣告が下された。笑顔を振りまくライカの傍らで竹原会長は厳しい表情で言い放った。「うちのジムとして初の世界戦なので期待はしています。でも次負けたらおしまい」。それまでの和やかムードから一転、ライカの笑顔も消えうせた。

 女子ボクシングをけん引してきた先駆者も、現在2連敗中でここ最近は低迷。デビュー当時から指導する畑山隆則マネジャー(33)は「この前負けた時に僕は辞めろと言った。限界だと。今回の試合で(限界でないことを)証明する必要がある」と注文を突きつけた。

 王者マッカーターはWBAの他に3団体(日本非公認)で世界王座を獲得した強豪。02年4月にライカと対戦し、2-0の判定で勝利している。またラスベガスはマッカーターの出身地でもあり、ライカは敵地で過酷な戦いを強いられる。

 10年間所属した山木ジムから心機一転の移籍だったが、待ち受けていたのは過酷な“最後通告”。ライカは「ラスベガスでの世界戦なので全力でベルトを取りにいく。7年前は負けたけど必ずリベンジします」と必勝宣言。悲痛な思いを胸に、28日に決戦の地に旅立つ。

Copyright(C) 2007 Daily Sports All Rights Reserved.
ホームページに掲載の記事、写真などの無断転載、加工しての使用などは一切禁止します。ご注意下さい。
当サイトは「Microsoft Internet Explorer 4.x」「Netscape Navigator/Communicator 6.x」以上を推奨しています
Email : dsmaster@daily.co.jp