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海自の潜水艦、エネ庁調査船が曳航中のケーブルを切断

2009年6月18日1時43分

 第2管区海上保安本部(宮城県塩釜市)に入った連絡によると、17日午後0時12分ごろ、青森県の尻屋崎沖東約28キロで、海上自衛隊横須賀基地所属の潜水艦「おやしお」(全長82メートル、2750トン)が、経済産業省資源エネルギー庁の調査船「資源」(同86.2メートル、1万395トン)が曳航(えいこう)中のケーブルに接触、10本のうち6本を切断した。負傷者などは出ていないという。

 海自によると、おやしおは当時、潜望鏡を上げた状態で航行しており、「資源」については潜望鏡で認識していたが、ケーブルを認識していたかどうかは調査中という。

 おやしおは今年1月10日夜、鹿児島県霧島市の福山港南西約5キロの錦江湾で性能試験をしていた際、漁船の第28亀丸(4.5トン)と接触事故を起こしている。

 「資源」は音波で海底の地質を調べる船。ケーブルは音波の跳ね返りを受信する機器で、最長6キロ。4月30日に横浜港を出港し、三陸沖で石油や天然ガスなどの海底資源を探査していた。

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