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閉鎖の病棟、来月再開 県立厚生病院

2009年06月18日

 鳥取県は17日、看護師不足のため閉鎖している県立厚生病院(倉吉市東昭和町)の7階病棟(44床)について、人員確保にめどがついたとして7月に再開することを明らかにした。同病院は県中部において、入院治療を必要とする重症患者に対応する二次救急の拠点だが、2007年度以降、改修工事などもあり、本来の300床の体制が維持できなくなっていた。

 7月1日に人員を配置し、初旬に再開する予定。1病棟を24時間体制で運営するには20人弱の看護師らが必要で、4月以降に看護師26人を採用した。3カ月の研修を終えて配置の見通しが立ったことから再開を決めた。

 一方、県病院局は病院と診療所(開業医)との連携を密にする「病診連携」を進めるため、県立中央病院(鳥取市江津)を「地域医療支援病院」の承認を受ける手続きを近く進める。

 同支援病院の承認は、診療報酬の加算など経営上のメリットもあり、県病院局の石田耕太郎病院事業管理者は「最終的には病院経営の安定化にもつながる」としている。

 同日開かれた県議会本会議で浜崎晋一議員(県議会自民党)の一般質問で明らかになった。



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