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自動車・環境
独ボッシュ、HV・EV関連強化−韓国でバッテリー量産
【独ボクスベルグ=杉山健太郎】ドイツのロバート・ボッシュは、2011年に新型リチウムイオンバッテリーを量産する。このため14年までボッシュと韓国サムスンSDIの合弁会社SBリモーティブに5億ユーロ(約700億円)を投資する。今後、ハイブリッド車(HV)や電気自動車(EV)の需要が急拡大することから、量産によるコスト競争力を備える。
ボッシュは17日、独ボクスベルグで自動車機器部門の事業戦略説明会を開き、HVやEVへの取り組みを強化すると発表した。パワートレインの電動化に向けて09年末までに開発者を100人増やし、500人体制にする。
同社は15年に世界で8500万―9000万台の新車のうち、500万台がHVとなり、これとは別に家庭用電源で充電できるプラグインHVまたはEVが50万台になると見込む。EVが市場で利益を得られるようになるのは20年と予測。
(掲載日 2009年06月18日)
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