2009年6月17日 20時35分 更新:6月17日 20時44分
全日本柔道連盟は17日、東京都文京区の講道館で評議員会を開き、国内唯一の国際大会・嘉納杯東京国際を今年から「グランドスラム東京」として実施することが報告された。柔道の創始者、嘉納治五郎の名を冠した大会が姿を消すことになる。
全柔連によると、嘉納杯は世界選手権に次ぐ国際大会「グランドスラム」(全4大会)に格付けされたため、フランス国際などと同様に名称の統一を図っていた。
また、マカオで9月に開催予定だった世界無差別選手権が中止となったことも報告された。全柔連によると、マカオ側が5月下旬、「経済的理由などで開催できない」と国際柔道連盟に通知したという。
10年は、9月に東京で行われる世界選手権の最終日に行う。無差別級のみの世界選手権は08年、47年ぶりに復活し、フランスで行われた。【芳賀竜也】