16日午後3時ごろ、広島市西区のマンションの無職男性(41)方で、男性と、双子の長男(4)と次男(4)、長女(3)の計4人が死亡しているのを、連絡が取れず不審に思って訪ねた男性の両親が見つけ、110番した。
広島西署の調べでは、4人の遺体は寝室で見つかり、外傷はなく、死後数日経過しているとみられる。そばに炭を燃やしたしちりんがあり、別室のテーブルに遺書が置いてあったという。同署は男性が無理心中を図ったとみて調べている。関係者などによると、男性は生活保護を受けて暮らし、妻とは別居していたという。
市児童相談所によると、男性から1月末に「子どもが3人いて、仕事もあるし困っている」と電話で相談があり、担当者が一時保護を勧めたが申請はなかった。電話や家庭訪問で毎月1回、経過を見守ったが、6月初旬には連絡が取れなかったという。
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