県教委の小矢文則教育長は12日、県教委汚職事件から1年を迎えることを受け、課長級以上の臨時所属長会議で訓示した。事件に対する反省を忘れず、教育再生に向けた改革の取り組みを強く推進するよう職員に求めた。
出席した約30人の職員に小矢教育長は「絶対に事件を風化させてはいけない」と強調。昨年の事件の反省から、「仕事は組織で取り組み、チェックも組織ですること」と念を押した。さらに学校現場に出向き、連携を深めていくよう促した。
会議後、記者団の取材に応じた小矢教育長は、事件に関する一連の裁判が終結したことについて、「これで事件が終わったわけではもちろんない。県民の信頼を回復するため、県民に見える形で教育面での成果を積み重ねていく」と話した。
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