大分県教委汚職事件から1年を機に開かれた12日の教育委員会開催中に居眠りのような行動をしたとして、同県教委は16日、県教委ナンバー2にあたる教育次長(総務・改革担当)の男性職員(58)を戒告処分(同日付)にし、知事部局へ異動させる事実上の更迭人事(同)を発表した。小矢文則・県教育長は厳重注意を受けた。
処分理由では「職責に対する自覚を欠いた」とされた。3人いる教育次長のうち総務・改革担当は、汚職事件を受けて今年4月に新設。この教育次長は16日、報道陣に対し「血圧が高くボーッとしていた。健康管理が万全ではなく大変申し訳ない」と釈明した。
小矢教育長は「体調が悪ければ欠席するなどの選択もあった。職務に対する姿勢の問題だ」と話した。【小畑英介】
毎日新聞 2009年6月17日 0時22分