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PAC3今度はどこに配備? 数に限り、政府の選択は(2/2ページ)

2009年6月17日17時20分

写真:3月、防衛省の敷地内に設置されたPAC3=小宮路勝撮影3月、防衛省の敷地内に設置されたPAC3=小宮路勝撮影

 03年に弾道ミサイル防衛(BMD)システムの導入が閣議決定された後、PAC3の配備先について国会では「防衛は公共財。税金を国民から強制的に徴収して運用する。全国で16の高射隊にしか配備されず守られない国民が出てくるなら納税者の観点から不公平感が出る」との議論が交わされた経緯がある。

 ある自衛隊幹部は「どこに撃ってくるか分からないとしたら、当初の計画通りに政経機能が集中し、人口の多い首都圏、名古屋や大阪周辺を守るために展開するしかない。ただ、その場合、展開しない地域の国民にどう説明するのか。それは政治の仕事のはずだ」と話した。(土居貴輝)

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