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【社会】

独立運動家、安重根の書が故郷へ 龍谷大が特別展に貸し出し

2009年6月16日 20時28分

 韓国で開催される特別展に貸し出される安重根の書。左は龍谷大の若原道昭学長=16日、京都市伏見区の龍谷大

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 龍谷大(京都市伏見区)は16日、1909年に初代韓国統監の伊藤博文を暗殺し、死刑となった独立運動家、安重根が書き残した書3点を、韓国のソウルで開催される特別展に貸し出すと発表した。

 大学によると、海外で公開されるのは初めて。

 「安重根義士義挙100周年記念特別展」は10月26日からソウルの「芸術の殿堂」で開催。暗殺から100年となる節目に開かれるため、大学が貸し出しを決めた。

 書は死刑執行直前に獄中で書かれたものとみられる。浄心寺(岡山県笠岡市)の住職から寄託されている関係資料88点のうち、書と安の写真など計30点を貸し出す。

 若原道昭学長は「日韓の文化交流事業としても意義深いと思う」と話した。

(共同)
 

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