高額印鑑販売事件 警視庁公安部、統一教会南東京教区本部などを家宅捜索
不安をあおって印鑑を販売したとして会社社長らが逮捕された事件で、警視庁公安部は、17日朝から、統一教会で東京・渋谷区などを統括する南東京教区の本部などを家宅捜索した。
特定商取引法違反の疑いで家宅捜索を受けているのは、渋谷区の統一教会南東京教区の本部など。
この事件は、印鑑販売会社「新世」社長の田中尚樹容疑者(51)ら7人が、「家族が不幸になる」などと不安をあおり、女性ら5人に高額な印鑑を売りつけたとして逮捕されたもの。
公安部は6月11日、新世や統一教会の施設などを家宅捜索していたが、公安部によると、南東京教区本部は、これらを統括する上部組織で、所在地などは一般の信者には知らされていないという。
また教区本部に対しては、新世が顧客と印鑑売買を契約した際、逐一、顧客に関する情報がファクスなどで報告されていたということで、公安部は、組織の全容解明を進める方針。
統一教会は「どのような捜査が行われているのか不明のためコメントできない。南東京教区と新世は関係がない」としている。
(06/17 11:57)