総会終了後、関西大学社会学部長の黒田勇氏から「いかにも関西からの脱却」というテーマで講演がありました。
この講演の中で、関西人のマナーが悪い・せっかち・金に汚い等のイメージはメディアによって作られているということを述べておられました。
また、よく言われる、東京に比べて歩くスピードが早いとか、関西人は歩行者が信号の見切り発進をするとか、これもつくられたもので、関西のイメージから強引にテレビ作品として制作されていると、東京マーケットによって大阪は道化というイメージの需要に応えた番組制作が為されている現状を、憂いていらっしゃいました。
今後、「吉本・たこ焼き・タイガース」を捨て、多様性をキーワードに新しい都市性の創造を図りましょうという話で締められましたが、文化の面でも東京一極集中による画一性を打破すべきという講演と受け取りましたが、関西＝大阪になるのが、兵庫県人としてはちょっと残念な感じがしましたが、非常に面白いお話でした。
講演後は、分科会に分かれ� 嵋�日旅行の動向とインバウンドプロモーション」�◆嵜�旅と観光振興（フードツーリズム）」��「フィルムツーリズム」のうち、私は��の「フィルムツーリズム」へ参加しました。
講師を神戸フィルムオフィスというフィルムコミッション（ＦＣ）の田中まこ代表が務められました。
このＦＣとは、フィルム・コミッションとは
映画、テレビドラマ、CMなどのあらゆるジャンルのロケーション撮影を誘致し、実際のロケをスムーズに進めるための非営利公的機関です。現在、AFCI(国際FC協会)に加盟しているだけでも、世界41カ国に307の団体があります。それらの多くが国や州・市など自治体等に組織されており、国内ばかりでなく国際的なロケーション誘致・支援活動の窓口として、地域の経済・観光振興、文化振興に大きな効果を上げています。（全国フィルム・コミッション連絡協議会ＨＰより）
ということで、非営利で・ワンストップ（窓口の一元化）で・作品内容は問わないことが三原則だそうです。
ロケによって、直接的・間接的経済効果が大きいことから、ロケ誘致に協力的な地域も多いそうで、兵庫県では兵庫ロケ支援ネットが確立され、私達の知らないところでよく兵庫県内がロケ地になっているそうです。
宝塚も私が小学生だったころ、市内でよくロケが行われてたことを思い出しました。日本映画が、長い間ハリウッド映画に押され、日本映画斜陽の時代がありましたが、それとともにあまり聞かなくなりましたが、映画やドラマのロケ地に選定されれば、観光振興・経済活性化やひいては市民意識の向上につながると思いますので、積極的に取り組むべきと感じました。
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