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マンモス都市「大大阪」の世界 昭和12年の映画もとに展覧会

 大正から昭和初期にかけて経済、文化あらゆるジャンルで発展した大阪をテーマにした「昭和12年のモダン都市へ 観光映画『大大阪(だいおおさか)観光』の世界」展が大阪大学総合学術博物館(大阪府豊中市待兼山町)で開かれている。

 展覧会は、大阪市が昭和12年に制作した映画「大大阪観光」(約30分、モノクロ)をもとに構成。映画は大正時代の市域拡張で、面積、人口ともに当時の東京市を抜いて日本一のマンモス都市となった「大大阪」の変貌(へんぼう)した姿を撮影している。

 住吉大社や四天王寺などの歴史的建造物をはじめ、当時開通したばかりの地下鉄御堂筋線、美術館・動物園などを完備した近代都市へ発展する姿を紹介。また工場地帯と煤煙問題など負の部分も描いている。

 合わせて、観光施設の当時のパンフレットや広告、報道資料など約120点以上を展示している。

 同博物館の橋爪節也教授は「年配の方が多く来場しているが、若い人にも大阪の歴史や魅力を知ってほしい」と話している。

 入館無料。7月11日まで(午前10時半~午後5時、日曜・祝日休館)。問い合わせは同館(電話06・6850・6284)。

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