覚せい剤取締法違反と関税法違反で6月4日に起訴された住所不定、専門学校生、イ・チュンフィ被告(23)=韓国籍=について、千葉地裁(彦坂孝孔裁判長)は16日、第1回公判前整理手続きを7月16日に開くと決めた。裁判員制度の対象事件で、公判前整理手続きの期日が決まったのは千葉地裁で2件目。
起訴状などによるとイ被告は5月16日午後5時10分ごろ、バンクーバー発の日本航空機で成田国際空港に到着。二重底に細工したスーツケースに、ビニール袋4袋に小分けした覚せい剤約3・5キロ(末端価格約2億円)を隠し、密輸しようとしたとしている。【神足俊輔】
毎日新聞 2009年6月17日 地方版