画像は知床半島のつけ根にかつて存在した峰浜キャンプ場だ。
現在は閉鎖されている。
思い出すのは、とても夕陽が綺麗だった。
美しいものは美しい。
ただの海岸の砂浜にあった。
でも、そんなことはいい。
オホーツクに静かに沈んでいく。でっかい太陽が旅の情緒を心地よく刺激して
くれる。
私の体は確実に衰えている。いろいろあって、多分心も病んでいるかもしれ
ない。
人は、どうして人の心を傷つけなければならないのだろう?
誰もが100パーではないと思う。
こんなに美しい落陽を見た人間なら寛容な心を得ることができると自分は信じて
いる。
重箱の隅をつつくような日常だが、俺は今でも鷹揚として生きている。
下駄を鳴らして奴(ヤツ)が来る 腰に手ぬぐいぶら下げて
古き時代と人が言う 今も昔と俺は言う
バンカラなどと口走る 古き言葉と悔やみつつ
ああ友よ良き酒を時を憂いて飲み明かしたい
今も昔もこの酒つげば心地よし
学生たちが通りゆくあいつ程ではないにしろ
まじめなのさと言いたげに肩で風切って飛んでゆく
ああ友よ良き奴よ 今の暮らしに飽きたら二人で
夢を抱えて 旅でもしないか
あの頃へ!