売春をさせるため女子高生を派遣する「援デリ(援助交際デリバリー)」をしたとして、警視庁少年育成課と王子署は16日、千葉県市原市姉崎、元風俗店員、高橋欣志容疑者(44)を児童福祉法違反、売春防止法違反容疑で逮捕したと発表した。高橋容疑者は「高校生に援助交際をさせればもうかると闇サイトで知った」と供述しているという。同課は05年から1500万円を稼いでいたとみている。
逮捕容疑は、1月9日、茨城県の男性会社員(42)に都内の私立高校2年の女子生徒(17)を紹介。生徒に墨田区内のホテルでわいせつな行為をさせたとしている。同課によると、高橋容疑者は女子高生になりすまして出会い系サイトに「制服あります」などと書き込み、客の男と待ち合わせ日時を決め、少なくとも女子高生5人を紹介して売春行為をさせていたという。【町田徳丈】
〔都内版〕
毎日新聞 2009年6月17日 地方版