ホッとニュース 【6月16日04時07分更新】

「たばこ欲しい」購入頼み、性犯罪被害 加賀 タスポ導入1年
 たばこの購入を頼まれた加賀地区の女子中学生にみだらな行為をしたとして、大聖寺署 は15日までに、いしかわ子ども総合条例違反の疑いで男(20)=当時19歳の少年= を書類送検した。たばこ自動販売機の成人識別カード「タスポ」が導入されて1年。県内 で喫煙で補導された未成年者は34・4%減ったが、たばこの購入をめぐって性犯罪被害 に遭うなどのトラブルが後を絶たず、県警は警戒を強めている。

 送検容疑は3月22日、加賀市内の駐車場に止めた車内で、18歳未満と知りながら女 子中学生にみだらな行為をした疑い。

 捜査関係者によると、女子生徒は店でたばこを購入しようとしたが、店員に年齢を確認 されたため、通りがかりの男に代わりにたばこを買ってもらおうと声を掛けたという。男 は年齢確認をすり抜けてたばこを購入、同日夜に女子生徒を呼び出し、みだらな行為に及 んだという。男は調べに対し、容疑を認めているという。

 県警によると、県内でタスポが導入された昨年6月から1年間で、喫煙による補導件数 は1300件と前年同期に比べ681件減少しており、県警は「タスポの導入効果は出て いる」(少年課)とみている。

 一方で、規制の網をかいくぐる動きも目につく。昨年11月に加賀地区で補導された少 年は、病床の父親の目を盗んでタスポカードを無断で持ち出し、自販機でたばこを購入し ていた実態が明るみに出たという。

 店側の年齢確認をめぐるトラブルも起きている。今年5月には小松市内のコンビニエン スストアでたばこを購入しようとした同市内の工員少年(19)が、年齢を確認した店員 に販売を断られたことに腹を立て、店のガラスを壊したとして器物損壊の疑いで小松署に 現行犯逮捕されている。

 県警が昨年夏に実施した調査では、喫煙で補導した少年の約6割がコンビニエンススト アなど店頭販売でたばこを購入したことが判明。年齢をごまかすなどしてたばこを購入す る未成年も多いとみられることから、県警は「販売店に年齢確認の徹底を呼び掛けるとと もに、未成年者や保護者に喫煙しない、させない意識の向上に努めたい」(少年課)とし ている。


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