東関部屋の教えが記された額縁
大相撲の東関親方(65)=元関脇高見山、本名・渡辺大五郎、ハワイ出身=が、65歳の誕生日の前日である15日、日本相撲協会を定年退職した。
東関親方が、弟子たちに「十の心」の大切さを説いた。「おはようという親愛の心」などの教えが記された額縁がけいこ場に立てかけられており、力士全員がけいこ終了時に声に出して読み上げている。礼節の重要性を説き続けてきた同親方は「十の心を忘れるなと言いたい」と託し、後を継ぐ新東関親方は「気合を入れて頑張ろうと思います」と、気を引き締めていた。