大阪プロレス　レフェリー死亡…１４日試合後昏倒

　大阪プロレスのレフェリー、テッド・タナベ（本名・田辺哲夫）さんが１５日、大阪市内の病院で死去した。４６歳だった。同プロレスの公式ホームページで発表された。

　タナベさんは１４日に大阪市内で行われた大会のメーンイベントでレフェリーを務めたが、終了後の午後３時１０分ごろにリングサイドで倒れ意識不明に。心臓マッサージ、人工呼吸、ＡＥＤ（自動体外式除細動器）などの処置を施し、その後大阪市内の救急病院に搬送されたが、１５日午後０時２３分に帰らぬ人となった。

　「（体調不良の）兆しなどはなかった。大変残念」と同プロレス関係者。南署によると状況や死因は不明で、１６日に行政解剖して詳しく調べる。

　タナベさんの急逝に伴い、１６～１８日の大会を急きょ中止。１９日は「テッド・タナベ追悼興行」（大会はすべて大阪ミナミムーブ・オンアリーナ）として追悼の１０カウントゴングを行い、献花台を設置することを発表した。

　１３日には、トップレスラーの三沢さんが試合中の事故で急逝したばかり。相次いだ“リング”での悲劇。くしくもタナベさんも三沢さんと同じ４６歳という若さだった。