東日本ボクシング協会　西岡を特別表彰

　東日本ボクシング協会は１５日、都内で定例理事会を開き、５月２３日にメキシコで日本人世界王者として２人目の海外防衛を果たしたＷＢＣ世界スーパーバンタム級王者・西岡利晃（３２）＝帝拳＝の特別表彰を決めた。元ＷＢＯ世界バンタム級王者の強豪ジョニー・ゴンサレス（メキシコ）を３回ＴＫＯで撃破。完全アウェーの中、快挙を達成した功績がたたえられた。

　理事会後の会見で大橋秀行会長は「敵地で指名挑戦者を倒した。本当に素晴らしい」と称賛。全会一致で決定したことを明かした。同協会の特別表彰は初めてで、今後も快挙達成や社会貢献をした選手などを対象に随時、表彰を行う方針だ。

　◆８・１６都内でエア・ボクシングのプレ大会　○…東日本協会は西岡の特別表彰のほか、トレーナーを対象としたメンタルトレーニング講習会を７月２５日に開催することを発表。講師には柔道やサッカーなどスポーツ界で活躍する東海大の高妻容一教授を招く。また対戦相手と接触せず、ボクシング技術を競い合う「エア・ボクシング」のプレ大会を８月１６日に都内で行うことも発表。大橋会長は「ボクシングを普及させたい」と話した。