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【格闘技】三沢光晴さんリングで死す 試合中にバックドロップ受け2009年6月14日 紙面から プロレス界に激震が走った。国内屈指の人気レスラーでプロレスリング・ノアの社長でもある三沢光晴選手(46)が13日、広島県立総合体育館(広島市)での試合中、動けなくなり、心肺停止に陥って救急車で病院に運ばれたが、間もなく死亡した。広島中央署が関係者から試合の状況などを聴いている。現役大物プロレスラーの死去は、05年7月に脳幹出血で自宅で倒れた橋本真也さん以来。 三沢選手はこの日、メーンイベントに出場。若手の潮崎豪とタッグを組み、GHCタッグ王座に挑戦した。開始約25分後の午後8時50分ごろ、相手選手のバックドロップを受けて頭を強く打った後、動けなくなり、リング上で心臓マッサージを受けた後、運ばれたという。 このアクシデントで、試合はこのまま終了。齋藤組がレフェリーストップ勝ちした。選手、関係者がリングに上がって三沢を囲む様子に、会場につめかけた2300人のファンは騒然となった。三沢選手は同10時10分、死亡が確認された。 西永秀一レフェリー(41)は「倒れ込んだ直後、大丈夫かと声を掛けたら(三沢選手が)『動けない』と言ったので試合を止めた」と話していた。 ファンの一人は「今日は体調が悪そうで、大丈夫かと思っていた。すぐに立ち上がらなかったので心配だ」と話した。
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