日本旅券を持つ2人が、約13兆円相当の米債券をスイスに持ち出そうとして拘束されたイタリア北部キアッソの駅=11日(共同) 債券、多くが偽造と判明 伊当局押収、13兆円相当【ローマ16日共同】日本旅券を持つ2人がイタリア北部キアッソで、イタリアからスイスに持ち出そうとした1340億ドル(約13兆円)相当の米債券をイタリア当局に押収された事件で、債券の多くが偽造されたものであることが16日分かった。ローマの外交筋が明らかにした。 イタリア当局は米当局とも協力し、偽造債券の入手ルートや、なぜスイスに持ち込もうとしたのかなどの捜査を進める方針。 また4月には、同じキアッソで日本の偽造債券計2兆円分をスイスに持ち出そうとしたイタリア人男性が見つかり、債券が押収されていたことも判明したが、今回の事件との関連は不明。 同筋によると、押収された債券の多くは印刷が粗雑で、一見して偽造されたものと分かるものだった。また北部コモの地元紙プロビンチャは14日、一部債券が米国で発行されていない額面だったと報じた。 在ミラノ日本総領事館は2人が日本人であるかどうかの確認を進めているが、イタリア側からの情報で、2人とも日本人との見方に傾いている。 【共同通信】 |
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