「中朝国境付近で核実験」大反発の中国「我慢の限界」 |
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Y!
2009/06/15(月) 14:55
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15日付環球網電によると、中国の専門家は14日付の環球時報で、核実験の基地が中朝国境付近に多いことを憂慮し、「ミサイルや核兵器の基地を、これ以上中朝国境付近に作らないよう防止すべき」と言及したが、報道に反応したインターネット読者からは「中国を利用する気か!?」、「(実験基地が)平壌から遠ければ、中国に近くなってもいいのか? 実験には大反対!」、「北朝鮮には我慢の限界を感じる」など、北朝鮮の核開発、実験への反発や不信の声が寄せられ、北朝鮮の今後の動向に注目が集まっている。
北朝鮮の核実験への反発の声が強まったのは、14日付の中国紙「環球時報」で、中国共産党中央党校国際戦略研究所の張〓瑰教授が独自の論評を展開中、「北朝鮮のミサイル発射、核実験の基地選定には、山間部で、(首都の)平壌からなるべく遠い場所、という2つの基準を満たす必要性から、中朝国境付近でのミサイル、核開発が進んでるとみられる」と言及したことによる。(〓は「王へん」に「連」)
一方、インターネットユーザーは同報道に敏感に反応し、「中国を利用する気か!?」、「中国を悪の道に引きずり込むつもりだな」、「平壌から遠ければ、中国に近くなってもいいのか? 実験には大反対!」など、北朝鮮の行為を非難する発言が大半を占めた。また、「中国の外交、失敗だな」、「北朝鮮には我慢の限界を感じる」、「北朝鮮は一度、こらしめないといけない」など、中朝の外交問題に発展する可能性に触れる発言もあった。(編集担当:金田知子)
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