2009年6月16日 21時30分更新
奈良市に住む20代の女性が新型インフルエンザに感染していることが、16日、確認されました。
感染が確認されたのは、奈良市に住む、家事手伝いの20代の女性です。
奈良県などによりますと、この女性は、のどの痛みや鼻水などの症状があり、15日になって39度の熱が出たことから、奈良市内の医療機関を受診しました。
奈良県保健環境研究センターで、女性から採取した検体の遺伝子検査を行った結果、16日の午後、新型インフルエンザに感染していることが確認されたということです。
奈良県で、新型インフルエンザの感染が確認されたのは、これが初めてです。
現在、女性は、橿原市にある県立医科大学附属病院に入院して治療を受けていますが、熱は下がり、容体は落ち着いているということです。
この女性は、最近、海外に旅行したことはなく、症状が出る前の6月13日に、母親といっしょに奈良市内のスーパーマーケットで買い物をしたあとは、15日に医療機関を受診するまで、ずっと自宅にいたということです。
女性は両親と祖父母の5人家族で、今のところ家族に発熱などの症状はみられず、県では接触の状況についてさらに詳しく調べることにしています。