April 27, 2009
[書籍]ウニ学
ウニといえば寿司のネタですが、意外と知られていないその生態などについて400ページ以上にわたって詳しく書かれています。ウニの口は下側にあって肛門が上側にある、ウニには脳がなくて、全身に張り巡らされた感覚器官のネットワークで動いている、分類上はヒトデなどにちかく五放射相称になっている、食べる部分は生殖器だが雌雄の区別は肉眼ではほとんど分からない、など知らない事だらけで、大きく興味を掻き立てられます。
逆に、基本的な生態ですらよく分からない部分も多いそうで、驚かされます。
参考までに目次を紹介しておきます。
1.ウニについてのQ&A
2.ウニの行動
3.刺と管足
4.ウニの骨
5.神経系と硬さ可変結合組織
6.卵から親へ - ウニの発生学
7.ウニをおいしく食べる
8.身入りの科学 - 栄養貯蔵と配偶子形成
9.味の科学
10.ウニの生態学的な役割
11.世界のウニ漁業
12.人工種苗生産と放流によるウニの増殖
13.ウニの病気
14.ウニの化学物質
15.美ら島のナガウニに学ぶ
16.カシパンとブンブクの生物学
17.遺伝子・ゲノムからみるウニの特徴
18.ウニの進化史
こうやって目次をみると、まさにウニが「学問」として研究する深みのある分野であることが分かります。
脱力してしまうのが、
著者の本川達雄氏による自作の歌「ウニの刺」の楽譜が最後にのっているところです。
曲調は演歌風、歌詞はウニ学をきわめた専門用語を駆使したクールな仕上がりとなっています(笑)
まっちゃんは、日頃から着眼点がユニークですね!
日記を拝読していたら、
何だかウニが気の毒になって食べられなくなりそうです。
「チャート式生物II」の巻末には、「人類進化の歌」が載っているとか。
京都大教授の数学者:加藤和也の「素数の歌」などとともに、是非、まとめてご披露を。
いしづか : April 28, 2009 01:42 AMウニは広いな、大きいなぁ~♪
ああ、分からないことばっかり・・・
> 16.カシパンとブンブクの生物学
これがものすご~く気になります。
蒼犀 : April 28, 2009 06:44 AM北海道西部の海岸にあるレストランではウニ丼を注文すると、店員さん(漁師さん)が浜までウニを捕りに行って、食べさせてくれます。♪(しかも安い)
100%食べ物だとしか思っていませんでしたが、考えようによっては太古の海を今に伝える生き物なのでしょうね。
りろ@Sternklang : April 28, 2009 09:29 AMハロー先生>
突然、ウニ!とひらめいた訳ではなく、どこかでこの本の紹介文を見て興味を持ちました。
ウニに愛が芽生えています。
いしづかさん>
理系の研究者には作曲好きな人が多いんですね。
そういえば、頼暁氏も湯浅氏も。。
蒼犀さん>
ほんと、世の中は不思議だらけです。
まだ9章を読み終えたところなので、16章まではもう少し時間がかかります。
りろさん>
そのウニ丼食べてみたいですね。
ウニには脳がなく、目や鼻のような分化した感覚器官もないのですが、全身に様々な用途を兼ねる感覚器官があるので、全身が脳ともいえます。
誤爆ですいません。りろ@sternklang さんに伝言です。
Sternklang-Diskのメールが4/3より ドメイン期限切れに
なっていてメールがデーモンで返ってきてしまっています。
電話番号も現在使われていない状態なので連絡できません。
注文したCDが2ヵ月経っても届かないのでよろしく確認の
ほどをお願いいたします。
名無しさん>
こちらからもりろさんに用件を伝えておきます。
きっと問題は解決すると思いますよ。
名無しさん
ご迷惑をかけてすみません。メールがただいま使えない状態で、おまけに転居してしまいました。
sanayan999@gmail.comまで連絡いただけますか?
大至急確認します。
ありがとうございます。
名無しさん : April 29, 2009 07:48 AMりろ@Sternklang さん
上記のメアドに連絡しましたが
いつ頃CD届きますか?
連絡お願いいたします。