食品添加物毒性一覧表

食品の酸化、腐敗や食中毒を防ぐために必要不可欠とされている添加物ですが、危険性の高い添加物を使用している加工品等は避け、より安全なものを選ぶように心がけたいものです。また、見た目をごまかすための着色料、漂白剤、発色剤など不必要かつ危険な食品は買わないようにしましょう。

継続的に摂取することにより身体に悪影響を与えることが明らかである、またはその可能性がきわめて高いとされる危険な食品添加物の一覧表等を下記に掲載しました。(様々な文献を参考にしています。)


■特に危険な食品添加物(合成)
■特に危険な食品添加物(天然)
■腫瘍・ガン家系の方は要注意
■アレルギー体質の方は要注意
■胃腸の弱い方は要注意
■今のところ安全とされている食品添加物
■合成着色料(タール色素)について
■添加されるビタミンC

特に危険な食品添加物(合成)

注意:危険度大 ■危険度中 A=アレルギー体質の方 C=潰瘍、ガンの家系の方 ●=AとCの両方を含む場合 ★胃腸の弱い方

物質名(表示)

危 険 性 ・ 毒 性

主 な 使 用 食 品

注意

用途名:合成着色料(タール色素)

赤色2号(赤2) 発ガン性、変異原性、染色体異常。
米国で使用禁止。
清涼飲料、菓子、洋酒、冷菓
赤色3号(赤3) 発ガン性、染色体異常、赤血球数減少、成長抑制。
米国で使用禁止。
菓子、桜桃、かまぼこ、福神漬
赤色40号(赤40) 腎臓障害の危険、アレルギー性 清涼飲料、菓子、ゼリー、アイスクリーム
赤色102号(赤102) 発ガン性、染色体異常、赤血球数減少、アレルギー性 飲料、漬物、タラコ、タコ、ソーセージ、ジャム、飴、佃煮、和菓子、焼菓子
赤色104・105号(赤104・105) 発ガン性、遺伝子損傷性、変異原性、染色体異常。
日本以外のほとんど全ての国で使用禁止。
かまぼこ、ソーセージ、デンブ、和洋焼菓子
赤色106号(赤106) 発ガン性、遺伝毒性、染色体異常。
日本以外のほとんど全ての国で使用禁止。
福神漬、味噌漬、桜エビ・ハム・ソーセージ、和洋焼菓子

緑色3号(緑3) 発ガン性、染色体異常。EC諸国で禁止。 清涼飲料、菓子
黄色4号(黄4) 過敏性、染色体異常、アレルギー性。
動物実験で肝腫瘍、幽門部胃炎。
飲料、漬物、練ウニ、佃煮、飴、菓子、アイスクリーム ●★
黄色5号(黄5) 発ガン性、染色体異常、アレルギー性。
ドイツで使用禁止。
清涼飲料、菓子、農水産加工品、粉末食品

青色1・2号(青1・2) 発ガン性、染色体異常。
青色1号はEC諸国で禁止。
清涼飲料、菓子、あん類、アイスクリーム

用途名:合成甘味料

アスパルテーム
(パルスイート)
動物実験で脳腫瘍、骨格異常、染色体異常発生。
白血球減少、カルシウム排泄量の増加。
清涼飲料、ガム、ゼリー、アイスクリーム、冷菓
(砂糖、サッカリンの代替として使用。)
サッカリン
(サッカリンNa)
動物実験で、子宮・膀胱ガン発生。染色体異常、
下痢、嘔吐、麻痺。
低純度のものほど危険。
清涼飲料、各種練製品、佃煮、漬物、煮豆、アイスクリーム、ジャム、ガム、菓子類

用途名:発色剤・防腐剤

亜硝酸Na 嘔吐、下痢、チアノーゼ、血圧降下、血球崩壊、
尿細管の閉塞、中枢神経麻痺、遺伝子損傷性、
変異原性、発ガン性、催奇形性、染色体異常。
乳児は特に敏感。
肉や魚に含まれるアミノ酸と反応し、強い発ガン物質
ニトロソアミンを作る。ソルビン酸、パラオキシ安息香酸、
酸化防止剤のBHT、OPPなどと反応し、発ガン疑惑
物質を作る。
ハム、ソーセージ、ベーコン、コンビーフ、イクラ、タラコ、筋子

用途名:酸化防止剤

EDTA・2Na
エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム
EDTACa・2Na
エチレンジアミン四酢酸カルシウム二ナトリウム
カルシウム不足症、血圧降下、胃腸障害、催奇形性、
遺伝毒性。
缶詰、ビン詰食品、マヨネーズ、輸入ピクルス・カニ缶
BHA
ブチルヒドロキシアニソール
変異原性、染色体異常。動物実験で歩行失調、
消化器出血、潰瘍形成、発ガン、肝臓うっ血。
パーム油に添加されている可能性が高く、
表示には表れない。
パーム原油、植物油脂、バター、マーガリン
BHT
ジブチルヒドロキシトルエン
遺伝子損傷性、変異原性、染色体異常、遺伝毒性。
血清コレステロールレベルの上昇。ホルモン併用で発ガン性の
疑い。ラットでは脱毛、また新生児に無眼症が現れた。
食用油脂、バター、魚介乾燥製品・塩漬・冷凍品、ガム、乾燥裏ごしいも(ポテトチップスの原料)

用途名:殺菌剤・漂白剤

過酸化水素 粘膜のただれ、遺伝子損傷性、染色体異常。
マウスで発ガン、一過性食中毒症状。ラットで強い急性毒性。
水産練製品、ゆで麺、カズノコ、イカの燻製
1980年食品完成前に過酸化水素の分解除去する使用基準が設けられ、事実上かずのこを除き使用されなくなった。
ひと言:最終食品の完成前に分解除去の義務はあるが、表示義務はない。

用途名:防腐剤・合成保存料

ソルビン酸
ソルビン酸カリウム
染色体異常。肝臓肥大、成長抑制、肝・腎・精巣の重量減少。亜硝酸(発色剤)と反応し発ガン物質に変わる。 魚肉練製品鯨肉製品、魚介乾製品、、ハム、ソーセージ、ベーコン、ジャム、ヨーグルト、ケチャップ、麺類、あん類、佃煮、味噌、醤油漬、味噌漬

C

ひと言:日本で最も多く使用されている保存料。(1955年食品添加物に指定)
パラオキシ安息香酸 染色体異常。動物実験で肺炎、肝硬変、強い急性毒性。亜硝酸(発色剤)と紫外線下で反応して突然変異誘発作用がある物質を作る。 清涼飲料、醤油、酢、果実ソース、シロップ、果実・果菜表皮

C

安息香酸ナトリウム 変異原性、染色体異常。ラットで過敏状態、尿失禁、けいれん。イヌで運動失調、けいれんなど強い急性毒性。 醤油、清涼飲料(炭酸含まず)、キャビア、マーガリン、シロップ

C

亜硫酸ナトリウム 胃腸の刺激、下痢、循環障害、変異原性、アレルギー性、遺伝毒性、発ガン性。ラットで多発性神経炎、骨髄萎縮、催奇形性、代謝障害。 天然果汁、乾燥果汁、コンニャク粉、カンピョウ、ゼラチン、果実酒、糖蜜、水飴、冷凍イカ・エビのむき身

用途名:防カビ剤

OPP
オルトフェニルフェノール
遺伝子損傷製、変異原性。動物実験で成長抑制、
腎臓異常、膀胱ガン
グレープフルーツ、レモン、オレンジなど、輸入柑橘類
TBZ
チア・ベンダ・ゾール
嘔吐、めまい、赤血球減少、肝臓毒、成長抑制、
変異原性、遺伝毒性、染色体異常。
グレープフルーツ、レモン、オレンジなど、輸入柑橘類、輸入バナナ
DP
ジェフェニール
肝臓障害、ラットでヘモグロビン量低下、腎臓、尿細管異常
体重抑制、寿命の短縮。
グレープフルーツ、レモン、オレンジなど、輸入柑橘類  

用途名:小麦改良剤

臭素酸カリウム 中枢神経麻痺、血球破壊、脾臓肥大、尿細管閉塞、尿閉、
下痢、嘔吐。かなり強い急性毒性で、ウサギに投与した時の最小致死量250〜580mgで約12時間以内に死亡する。遺伝子損傷性、染色体異常。ラットで腎臓ガン
パン、イーストなど ●★
ひと言:加工助剤として表示が免除されている。

用途名:調味料・着香料

イソチオシアン酸アリル 発ガン性、皮膚刺激、発育阻止、水泡、遺伝子損傷性。
ソース、マスタード、練りわさび、練りからし、粉わさび、わさび漬、からし味噌、からし製品、スナック、菓子類
ひと言:少量で視力障害、気道炎、肺水腫、皮膚や粘膜を強く刺激するなどの毒性が強く、催涙ガスや毒ガスとして使用される青酸化合物。海外では公害規制の為、製造・販売が禁止されているが、ドイツで農薬製造の副産物として生産されているとのことです。添加されていない商品もあるので選ぶべきでしょう。

 


特に危険な食品添加物(天然)

物質名(表示)

危 険 性 ・ 毒 性

主 な 使 用 食 品

注意
天然系糊量・乳化安定剤・増粘安定剤
カラナーギン
カラギナン
潰瘍、間接発ガン物質 ソース、プリン、ジャム、ゼリーなど C
ステビア 低純度のものは発ガン性、突然変異、妊娠障害を起こす疑い。 清涼飲料、菓子、漬物、水産練製品、
ダイエット食品

 


潰瘍・ガン家系の方は要注意

の背景色表示は、「特に危険な食品添加物一覧表」と重複するもの

総合危険度が高い順に表示。(同色順不同)

毒性の強さを色別: 強い毒性のもの⇒赤文字 毒性報告のあるもの⇒青文字 弱い毒性のもの⇒茶文字

物質名(表示)

主 な 使 用 食 品

★潰瘍、発ガン、細胞変異、染色体異常の危険性のあるもの
黄色4号 [着色料] 飲料、漬物、練ウニ、佃煮、飴、菓子、アイスクリーム
ソルビン酸(カリウム) [防腐剤・保存料]  
黄色5号 [着色料] 菓子、清涼飲料
亜硫酸ナトリウム [殺菌料・漂白剤]  
安息香酸(ナトリウム) [防腐剤・保存料]  
パラオキシ安息香酸類 [防腐剤・保存料] 清涼飲料、醤油、酢、果実ソース、シロップ、果実・果菜表皮
亜塩素酸ナトリウム [漂白剤] ハム、ソーセージ
デヒドロ酢酸ナトリウム [防腐剤・合成保存剤] チーズ、バター、マーガリン
ひと言:デヒドロ酢酸は1991年禁止。デヒドロ酢酸ナトリウムも諸外国では
ほとんど許可されていない。
催奇性が指摘されている。
L-グルタミン酸(ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム)
[アミノ酸系科学調味料]
あらゆる食品に多量使用。飲食店用調味料
ひと言:一過性のめまい、しびれ、頭痛など中華料理症候群加熱により
変異原性を示すなどの毒性あり米国ではベビー食品に添加禁止。
イノシン酸ナトリウム [核酸系科学調味料] うま味調味料
ひと言:動物実験でけいれい、染色体異常の報告あり。
リボヌクレオチドナトリウム、グアニル酸ナトリウム
[核酸系科学調味料]
うま味調味料(グルタミン酸ナトリウムと併用される。)
ひと言:染色体異常の報告あり。
エリソリビン酸 [酸化防止剤] ジュース・果実・食肉食魚鯨肉製品・魚介塩蔵や冷凍品・酒類の缶詰
塩化アンモニウム [膨張剤] パン、ビスケット
ひと言:気道・肝・肺・脾・副腎髄質に障害染色体異常などの毒性あり。
ウサギに2g与えると10分以内に死亡。
過酸化ベンゾイル [小麦改良剤] 小麦粉
硝酸ナトリウム・硝酸カリウム
[発色剤・発酵調整剤]
ハム、ソーセージ、ベーコン、コンビーフ、チーズ、清酒
ひと言:腸内で亜硝酸塩に変わり、亜硝酸ナトリウムと同様の毒性。
乳幼児に中毒例あり。
プロピレングリコール [品質改良剤・品質保持剤] 生麺、イカ、タコのくんせい、ジャム、たらこ、餅、チーズ、餃子の皮、豆腐
ベンゾイルチアミンジスルフィド [強化剤] ラーメン、高野豆腐、菓子パン
ひと言:生体内でベンゾイル基が酸化され、安息香酸を生成。
メタ重亜硫酸カリウム [漂白剤・酸化防止剤] サクランボ、ブドウ、モモなど果物の缶詰
フマル酸 [酸味料] 清涼飲料、濃縮ジュース、合成清酒、漬物、冷菓、ゼリー菓子、果実缶詰
酒石酸 [酸味料] 清涼飲料、ジュース、ジャム、冷菓、缶詰

 


アレルギー体質の方は要注意

下記の添加物は、各種機関で行われたテストにて、アレルギー性の反応が
出たとされているものなので、アレルギー体質の方は、避けるようにしましょう。

の背景色表示は、「特に危険な食品添加物一覧表」と重複するもの

総合危険度が高い順に表示。(同色順不同)

毒性の強さを色別: 強い毒性のもの⇒赤文字 毒性報告のあるもの⇒青文字 弱い毒性のもの⇒茶文字 

物質名(表示)

主 な 使 用 食 品

★じんましん、花粉症、喘息、アトピー性皮膚炎などのアレルギー性
赤色2号(赤2) 清涼飲料、菓子、洋酒、冷菓
ひと言:花粉症を悪化させる作用あり。(1日0.1mg/kg以上摂取すると急激に悪化すると言われている)
黄色4号 [着色料] 飲料、漬物、練ウニ、佃煮、飴、菓子、アイスクリーム
ひと言:花粉症を悪化させる作用あり。(1日0.1mg/kg以上摂取すると急激に悪化すると言われている)
亜硝酸ナトリウム [発色剤・防腐剤] ハム、ソーセージ、ベーコン、コンビーフ、イクラ、筋子
赤色40号 [着色料] 菓子、アイスクリーム
赤色102号 [着色料] 漬物、たらこ、ジャム
黄色5号 [着色料] 菓子、清涼飲料
亜硫酸ナトリウム・亜硫酸水素ナトリウム・無水亜硫酸
[漂白剤・防カビ剤・酸化防止剤・殺菌剤]
天然果汁、乾燥果汁、カンピョウ、エビのむき身、ブドウ酒、糖蜜、水飴
硝酸ナトリウム・硝酸カリウム
[発色剤・発酵調整剤]
ハム、ソーセージ、ベーコン、コンビーフ、チーズ、清酒
ひと言:腸内で亜硝酸塩に変わり、亜硝酸ナトリウムと同様の毒性。
乳幼児に中毒例あり。
★皮膚・粘膜刺激性のあるもの
安息香酸(ナトリウム) [防腐剤・保存料] 清涼飲料、醤油、マーガリン
亜塩素酸ナトリウム [漂白剤・小麦改良剤] サクランボ、ブドウ、モモなど果物の缶詰
過硫酸アンモニウム [小麦改良剤] パン
ひと言:毒性は皮膚炎、過敏症。
ウサギで赤血球破壊、腎臓、肺、肝臓に障害などの毒性もあり。
アルギン酸プロピレングリコールエステル
[酸化防止剤・乳化安定剤]
人工飲料、濃縮ジュース、乳酸飲料、アイスクリーム、醤油
かんすい [ラーメン製造用アルカリ剤] ラーメン、ワンタン
ひと言:肝臓障害、消化管粘膜の腐蝕などの毒性あり。
炭酸カリウム[ラーメン製造用アルカリ剤] ラーメン、ワンタン
シリコン樹脂 [消泡剤] 醤油、ブドウ酒、イースト、乳酸、アルコール製造、製糖、糖蜜、乳製品
硫酸亜鉛・硫酸銅 [栄養強化剤] 粉ミルク
グルコン酸鉄 [着色補助剤・栄養強化剤] 離乳食、粉ミルク、テーブルオリーブの色調安定
ひと言:胃腸刺激・障害、子供では嘔吐、吐血、肝臓障害、頻脈、
チアノーゼ等の毒性あり。
グルコン酸銅 [栄養強化剤] 母乳代替食品
ひと言:ラットで体重減少、死亡。
二酸化炭素 [発泡剤] 清涼飲料、ビール
乳酸 [酸味料] 清涼飲料、酒、菓子、漬物、食肉、佃煮、ソース、パン
プロピオン酸 [合成保存料・防カビ剤・香料] 輸入チーズ、パン
ポリアクリル酸ナトリウム [糊料] パン、麺、水産練製品、佃煮、ケチャップ、ジャム、冷凍食品、水産加工品
ポリイスブチレン [ガム基礎剤] ガム
酢酸ビニル樹脂 [ガム基礎剤・皮膜剤] ガム・果実・野菜
モルホリン脂肪酸塩 [皮膜剤] みかん
L-アスコルビン酸パルチミン酸エステル
[酸化防止剤・栄養強化剤]
チーズ、マーガリン
ひと言:L-アスコルビン酸(ナトリウム)、L-アスコルビン酸ステアリン酸エステルは
名称が似ているがこれらの総合的な毒性は現在までのところなし。
水酸化カリウム(カルシウム) [強化剤] 豆腐、豆乳、こんにゃく、水飴、漬物、砂糖
グルコン酸亜鉛 [強化剤] 粉ミルク
ひと言:動物実験で多量に与えると弛緩や下痢などの毒性あり。

 


胃腸の弱い方は要注意

下記の添加物は、各種機関で行われたテストにて、アレルギー性の反応が
出たとされているものなので、アレルギー体質の方は、避けるようにしましょう。

の背景色表示は、「特に危険な食品添加物一覧表」と重複するもの

総合危険度が高い順に表示。(同色順不同)

毒性の強さを色別: 強い毒性のもの⇒赤文字 毒性報告のあるもの⇒青文字 弱い毒性のもの⇒茶文字

物質名(表示)

主 な 使 用 食 品

黄色4号 [着色料] 飲料、漬物、練ウニ、佃煮、飴、菓子、アイスクリーム
臭素酸カリウム [小麦改良剤] パン、イースト
亜硫酸ナトリウム・亜硫酸水素ナトリウム・無水亜硫酸
[漂白剤・防カビ剤・酸化防止剤・殺菌剤]
天然果汁、乾燥果汁、カンピョウ、エビのむき身、ブドウ酒、糖蜜、水飴
グルコン酸鉄 [着色補助剤・栄養強化剤] 離乳食、粉ミルク、テーブルオリーブの色調安定
ひと言:胃腸刺激・障害、子供では嘔吐、吐血、肝臓障害、頻脈、チアノーゼ等の毒性あり。
硫酸銅 [栄養強化剤] 粉ミルク
ひと言:粘膜刺激、嘔吐、下痢、胃痛、麻痺、肝臓・腎臓障害などの毒性あり。
かんすい [ラーメン製造用アルカリ剤] ラーメン、ワンタン
ひと言:肝臓障害、消化管粘膜の腐蝕などの毒性あり。
ミョウバン類 [膨張剤] ナスの漬け込み、ゴボウ、栗の煮物、焼き菓子
ひと言:多量摂取で局所の腐蝕、炎症、嘔吐、下痢、蛋白質凝固などの毒性あり。猫で強い急性毒性。
ソルビトール [合成甘味料] カステラ、ケーキ、菓子パン、ハム、ソーセージ
ショ糖脂肪酸エステル [乳化剤] 乳飲料、パン、マーガリン、アイスクリーム、チョコレート、ビスケット
L-アスコルビン酸パルチミン酸エステル
[酸化防止剤・栄養強化剤]
チーズ、マーガリン
ひと言:L-アスコルビン酸(ナトリウム)、L-アスコルビン酸ステアリン酸エステルは名称が似ているがこれらの総合的な毒性は現在までのところなし。

 


今のところ安全とされている食品添加物

五十音順(研究が少なく毒性が不明のものは省いています。)

物質名(表示) 主 な 使 用 食 品
着色料
赤キャベツ(色素)[天然] 赤・紫色:清涼飲料、菓子、冷菓
赤ビート (色素)[天然] 赤紫色:アイスクリーム、ビスケット、ガム、乳飲料
アントシアニン(色素) [天然] 赤・紫色:清涼飲料、冷菓、菓子
ウコン色素 [天然] 漬物、スナック麺、マーガリン、水産加工品
オレンジ色素 [天然] 菓子、柑橘系飲料
カカオ(色素) [天然] 褐色:菓子類、冷菓
カロチン [天然βカロチン] オレンジ・黄色:多品種の食品 合成物の毒性は不明
クルクミン 漬物、スナック麺、マーガリン、水産加工品
クロロフィル 冷菓、粉末食品
コーン色素 水産練製品、麺、冷菓
ターメリック 漬物、スナック麺、マーガリン、水産加工品
パプリカ色素 オレンジ、赤色:野菜加工品、マーガリン、プリン、クッキー
フラボノイド(色素) 菓子、冷菓
紅コウジ(紅麹) 赤・黄色:畜産加工品、珍味
ベンガラ [天然] バナナ、こんにゃく
着香料
イオノン 清涼飲料、キャンディ、アイスクリーム ラットで傾眠
イソオイゲノール ピーチ、バナナ香:果汁飲料 モルモットで傾眠
イソ吉草酸エチル 果汁エッセンス
バリン 米菓、スナック菓子、栄養強化食品
保存料
エタノール(エチルアルコール) 中華麺、味噌 毒性弱い
酒精 中華麺、味噌 毒性弱い
甘味料
甘茶(甘茶エキス・抽出物) [天然] 砂糖の代用。醤油
マルチトール(マルチット) [天然] 多量に摂ると下痢
D-マンニット・マンニトール [合成] 粘着防止剤にも使用 ガム、飴、塩吹き昆布
増粘安定剤・皮膜剤
アカシア(アカシアガム) アイスクリーム、キャラメル、飴、ガム、マーガリン
アラビアガム アイスクリーム、キャラメル、飴、ガム、マーガリン
キサンタンガム ドレッシング、ソース
グアーガム アイスクリーム、漬物、生ようかん
セルロース ソース、たれ類 毒性弱い
トラガントガム 佃煮 毒性弱い
ファーセレラン 牛乳、プリン、ジャム
ぶどう糖多糖類 ゼリー、麺、水産練製品
ペクチン アイスクリーム、ジャム
糊料
アラビアガム (天然系) アイスクリーム、キャラメル、飴、ガム、マーガリン
結晶セルロース [天然]  
でんぷんグリコール酸ナトリウム アイスクリーム、パン
でんぷんリン酸エステルナトリウム プリン、かまぼこ、小麦製品
乳化剤(乳化安定剤)
でんぷんグリコール酸ナトリウム アイスクリーム、パン
ビタミンB1(チアミン) マーガリン、マヨネーズ 毒性弱い
プロピレングリコール脂肪酸エステル ベーカリー製品、低カロリーの冷凍デザート、マーガリン、ショートニング
酸化防止剤
L-アスコルビン酸(ナトリウム)
L-アスコルビン酸ステアリン酸エステル
果実ジュース、果実缶詰、ジャム、アイスクリーム、食肉製品、魚肉練製品
オリザノール 油脂食品、水産練製品 
クエン酸イソプロピル(クエン酸エステル) 油脂、バター
トコフェロール 食用油脂、バター、煮干 毒性弱い
ビタミンE 食用油脂、バター、煮干 毒性弱い
ビタミンC 果実ジュース、果実缶詰、ジャム、アイスクリーム、食肉製品、魚肉練製品
ただし缶ジュース等は注意が必要
凝固剤
塩化カルシウム 豆腐、豆乳 多量摂取は骨格筋弛緩、食欲不振や結石症誘発
塩化マグネシウム 豆腐
硫酸カルシウム 豆腐、小麦粉、トマト缶詰
硫酸マグネシウム 豆腐 量に摂ると下痢
結着剤・安定剤
アルギン酸 ジャム、冷菓、蓄肉製品、冷凍食品
昆布類粘質物 冷菓、ジャム、蓄肉製品、冷凍食品
酸性ピロリン酸カルシウム 豆腐、豆乳、菓子パン
栄養強化剤
L-アスコルビン酸(ナトリウム)
L-アスコルビン酸ステアリン酸エステル 
ビタミンC強化
果実ジュース、果実缶詰、ジャム、アイスクリーム、食肉製品、魚肉練製品
イソロイシン 栄養強化食品 
カロチン [天然βカロチン] ビタミンA強化 多品種の食品 合成物の毒性は不明
クエン酸カルシウム カルシウム強化 味噌、納豆、菓子
グリセロリン酸カルシウム カルシウム強化 味噌、納豆、菓子類
酸性ピロリン酸カルシウム カルシウム強化 豆腐、豆乳、菓子パン
ジベンゾイルチアミン 麺、マーガリン、食パン
炭酸カルシウム カルシウム強化 菓子、パン、味噌 毒性弱い
パントテン酸カルシウム カルシウム強化 粉ミルク、豆腐、イーストフード、小麦粉、トマト缶詰、菓子パン
ビスベンチアミン チアミン強化 食パン、麺、小麦粉
ビタミンA油 ビタミンA強化 乳製品、小麦粉、麺、菓子 過剰に摂ると中毒症状がある
ビタミンB1(チアミン) マーガリン、マヨネーズ 毒性弱い
メチルヘスペリジン(溶性ビタミンP) 果汁飲料
L-リシン 麺、食パン、栄養強化食品
硫酸カルシウム カルシウム強化 豆腐、小麦粉、トマト缶詰
その他
アルコール製剤 [保存剤・殺菌剤] 味噌、醤油、麺類、惣菜類、生菓子、漬物
カルナバろう [皮膜剤] りんご、みかん
酢酸ナトリウム [酸味料・調味料・保存料] 漬物、魚肉練製品、ケチャップ 毒性弱い
シチジル酸ナトリウム [核酸系科学調味料・ヌクレオチド調整] 粉ミルク
醸造アルコール [アルコール分として] 清酒、本みりん、米酢
ポリブデン [ガム基礎剤] ガム
レンネット [酵素剤] チーズ

 


■合成着色料(タール色素)

タール色素と呼ばれる合成着色料は石油や石炭のタールから作られています。北欧ではタール色素の使用は認められておらず、その大きな理由は「アレルギー問題があること」と「食品に必要不可欠なものではないこと」があげられています。日本では加工食品でこの着色料は多用されていますが、食品添加物の意味である「消費者に利得を与えるために添加されるもの」というよりメーカーが見た目を誤魔化すために使用しているのが現状です。タール色素は現在12品目ありますが、過去の多くが発ガン性などの理由により使用中止となってきています。たとえ見た目が悪くても味に違いはないし、何よりも毒としての要素が強いこのタール色素の使用を早く禁止してもらいたいものです。

■酸化防止、褐変防止、色素固定、PH調整のために添加されるビタミンC

缶ジュースの表示にビタミンCと書いてあるのをみて、「ビタミンCの補給もできるのね!」などと思ったりしたことはないですか?しかし、これは健康のために添加されたものではなくジュースの酸化を防止するために添加される目的で合成されたビタミンCです。ビタミンCは食品に加えると自分が酸化されることによって食品の酸化を防ぐそうです。そしてその酸化されるときに厄介な物質「活性酸素」が発生するということです。

スポーツドリンクやビタミンC入りの缶飲料から活性酸素の一種である過酸化水素が発生するという結果が、西岡一医学博士(生化学で放射線、化学物質の発ガン性や遺伝毒性が専門。とくに食品添加物、農薬、化粧品などの毒性研究で知られる)らの研究により明らかになっています。過酸化水素はビタミンCが分解してでき、特に銅イオンなどの金属と反応し急速に変化するとのことで、発ガン性があることが分かっています。天然の野菜や果物には、過酸化水素を分解する酵素が含まれているので天然ジュースには過酸化水素は全く検出されないということですが、やはりスポーツドリンクやビタミンC飲料に頼らず、自然の恵みによって与えられた野菜や果物、ハーブなどから摂取するのが一番身体に良いということですね。

 


 

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