小学生射殺、交通事故直後は軽傷で無事 /光州
乗用車でひいた小学4年生の男児(10)を空気銃で殺害したとして逮捕された男(48)は、軽傷を負った男児をいったん病院に連れて行きながら、2分後に再び連れ出し、人けがない場所で殺害に及んだことが14日までに分かった。警察は交通事故が起きた当時には男児が軽傷を負ったにすぎなかったとみて調べている。
光州北部署によると、事故が起きた4日午後8時半ごろ、光州市北区日谷洞でマンション前の横断歩道を渡っていた容疑者が乗用車で男児をひき、男児が手で後頭部を押さえてマンション方向に走っていくのを女子高生が目撃していた。容疑者は事故直後、放心状態でしばらくハンドルを握っていたが、すぐに男児を追いかけ、車に乗せて走り去ったという。
女子高生は13日のニュースで事件を知り、警察に目撃状況を通報した。女子高生は容疑者がまさか殺害に及ぶとは思わず、「当然男児を病院に連れて行くために車に乗せたと思った」と悔やんでいたという。容疑者は取り調べに対し、「男児が重傷を負い、意識がなかったため、事故を隠すために殺害した」と供述していた。しかし、女子高生の証言を受け、「病院に行こうと男児を車に乗せた後、空気銃で殺害した」と自供した。
容疑者は事故直後の午後8時40分ごろ、男児を付近の病院に連れて行ったが、夜間時間帯でMRI(磁気共鳴画像装置)による撮影ができないとの病院側の説明を聞き、2分後に病院を離れていたことが明らかになった。しかし、容疑者の乗用車は他の大型病院には向かわず、午後8時57分に光州市北区から市外に抜ける峠を越えていたことが記録カメラの映像から判明した。
容疑者は「犯行現場に到着したころ、助手席にいた男児がぐったりした」と主張している。しかし、警察は容疑者が無免許の泥酔状態で事故を起こし、事故を隠すために、軽傷の男児を誘い出し、車内で空気銃を使って殺害したとみている。
捜査担当者は「容疑者は男児が意識を失った状態で殺害したと主張しているが、病院に行かずに人けが少ない犯行場所に連れて行った点からみて信用できない」と指摘した。
4日夜に行方不明になった男児は、10日に潭陽郡南面の谷底で遺体で発見された。容疑者は同日、殺人の疑いで逮捕された。
光州=キム・ソンヒョン記者
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