2009年6月16日 8時54分更新
茨城県南部のJR常磐線の沿線で、帰宅途中の女性を狙ったひったくり事件が急増していることから、警察は駅で女性にチラシを配り、注意を呼びかける活動を始めました。
初日の15日は、地元の取手警察署の警察官が取手市と龍ケ崎市にあるJR常磐線の3つの駅に出て、勤め帰りの女性などにチラシを配りひったくりに注意を呼びかけたり、被害を防ぐためのかばんの持ち方を指導していました。
取手警察署の管内では、ことしに入り、帰宅途中の女性などを狙ったひったくり事件が18件起きていて、早くも去年1年間の発生件数とほぼ同じ数となっています。取手警察署の大浦光幸刑事官は、「かばんなどを道路の反対側に持つようにしたり、自転車のかごにネットをつけたりすれば被害を減らせることなどを、多くの人に呼びかけていきたい」と話していました。
この駅での呼びかけは、今月21日まで行われます。