2009都議選
都議選告示が7月3日に迫った。予想される選挙戦の動きを逐一お伝えする
【国際】原油供給削減 輸出検査強化 中国、北に独自『制裁』2009年6月13日 朝刊 北朝鮮が二度目の核実験を先月に実施後、中国が北朝鮮への原油供給量を減らしていることが十二日、分かった。北朝鮮が「人工衛星」と主張する四月の長距離弾道ミサイル発射以降、同国への輸出物資に対する検査も強化されているという。中朝関係筋や外交関係者が明らかにした。 北朝鮮と密接な関係にある中国はこうした措置を明らかにしていない。しかし、北朝鮮への制裁を強化する国連安保理決議案には慎重な姿勢を見せる半面、核問題をめぐる六カ国協議への早期復帰などを求め水面下で独自に圧力を加えていた。 中国は黒竜江省の大慶油田で産出する原油を、中朝国境沿いの丹東郊外にある備蓄施設からパイプラインを使って北朝鮮に送っている。中国からの原油供給は北朝鮮のエネルギー事情を左右する命綱となっている。 北朝鮮が初めて核実験を実施した二〇〇六年十月には「パイプラインの保守点検」名目で一時停止したとされる。中朝関係筋などによると、今回は核実験をした先月二十五日以降、送油量を削減しているという。 これに先立ち、四月五日の長距離弾道ミサイルの発射以降、中国は武器関連など禁輸物資に対する検査を厳格化。外交関係者は「これまで黙認してきた多少の不法輸出を認めなくなった」と指摘している。
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