無差別に技術をついばむ鳥

情報処理技術全般を気まぐれにつつくゆるいブログです

ネタつつき44ーネットはごみで溢れかえっている?情報発信の在り方を語ろう♪

私は度々ネットに無駄な情報が多すぎるという嘆きを耳にしていますし、この手の議論が何度もなされているを知っています。そこで今回、ネットの在り方について、私が思うところを書こうと思いました。
確かにある意味無駄な情報は爆発的に増えているようです。個人の日記を情報発信しても無駄なのかもしれませんし、基礎的な知識を情報発信しても無駄なのかもしれません。しかしこれのどこがいけない事なのでしょうか?先ずはそこから考える事にしました。

第一に思いつくのが、情報発信量が増えれば検索の手間がかかる事です。これは確かに誰しも嫌でしょう。しかしこれは検索エンジンの進化によりある程度解消される事だと私は思います。それに、情報を発信しているのは人間です。発信源が何時途絶えるかわかりません。ですから、情報発信元は多い方がいいのです。
第二に、セマンティックWebの実現に邪魔だという点がよく指摘されます。私も人工知能(人口無能?)を作った経験がありますのでこの理屈は分かります。 機械に合わす事の利点ははかりしれないものがあります。 しかし、インターネットは人間のものだという点を忘れてはなりません。人間が発信し辛いのであれば、それは本末転倒です。セマンティックWeb用の学術的インターネット空間を別に作ればいいだけの話しです。人間を機械にあわすのではなく、機械を人間の都合に合わせればいいのです。まぁ、鉄腕アトムの様にロボットに自我が芽生えれば話しは別ですが・・・

以上の様に私は無駄は結構だと思っています。それに、無駄を排除しようとすれば 誰がどのような基準で無駄を判定するのかが問題になってきます。残念ながら日本はこの点が弱く、このような事態を招けば天下り先を増やすだけになってしまうと思います。
それに加えて、 無駄かどうかは状況によって変るという点を無視してはなりません。今現在必要でないからと言って、その無駄と看做された情報を無駄だと判断するのは早計過ぎます。念のために言っておきますが、だからと言って 誹謗中傷のたぐいや犯罪系の情報を私は認めません。誹謗中傷は役に立つ/立たないという次元の問題ではなく、他者を傷つけるものですし、危ない犯罪系サイトにより命が失われたりする人々の事を考えると、これらの情報発信も私は認めたくありません。完全に排除する事は不可能ですが、一般人がその手の危ないサイトにうっかり足を踏み入れないようにして欲しいです。社会に闇はつき物であり、なくならないものであるということは私も把握しています。しかし、そういった事はその世界の住人内に止めて欲しいです。一般人まで巻き込むのは止めて欲しいのです。

そろそろ纒に入ります。私が思うに今情報相が増えた事により、色々な手間や不便が生じています。だからといって、無駄な情報を排除するという考えには私は賛同できません。インターネットを目的に合わして作る方が私はいいと思います。機械の為に人間がいるのではなく、人間の為に機械を作ったのです。人間らしいインターネット空間を構築するべきだと私は思います。
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この記事のコメント

インターネットは、本来人と人とをつなぐ架け橋であると思っています。
決してお互いを罵倒したり、人間同士を引き裂く媒介で
あってはならないと思います。

未熟な人間であるが故に意見のくいちがいによる、軋轢、確執も生じることもあるでしょう。
しかし、そのたびに原点にかえって今そして将来ののネットの在り方をみなさんと一緒に考えたいと思います。
2009-06-16 Tue 07:03 | URL | アンチ #Zn8n75L2[ 内容変更]
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