2009年6月15日 23時31分更新
3年前、不法滞在していた外国人の男女の間に生まれた子どもについて、三重県鈴鹿市役所に日本人の男が父親だとするウソの認知や出生届けを提出し、子どもの日本国籍を不正に取得したとして、警察は15日までに子どもの両親や暴力団幹部ら6人を逮捕しました。
15日までに逮捕されたのは、ペルー国籍のウアヤンカ・ティヘロ・モニカ・エリザベス被告(42)や、自称・ボリビア国籍の36歳の男、そして、伊勢市朝熊町の暴力団幹部、川瀬勝也容疑者(43)らあわせて6人で、ウアヤンカ被告ら5人は、すでに起訴されています。
警察の調べによりますと6人は、3年前、不法滞在していたウアヤンカ容疑者と自称・ボリビア国籍の男との間に生まれた娘について、父親が日本人であるように装った認知届けと出生届けを鈴鹿市役所に提出し、娘の日本国籍を不正に取得したとして、電磁的公正証書原本不実記録などの疑いが持たれています。
ウアヤンカ被告は、同じく逮捕されたペルー国籍の36歳の女を通じ、川瀬容疑者らから父親役の日本人の男を紹介されたということで、川瀬容疑者らに15万円の報酬を支払っていたということです。
警察は、川瀬容疑者らのグループが、ほかにも十数件、同様の手口でウソの届けを行い、あわせて約860万円ほどの金を受け取っていたものとみて調べを進めています。