麻生内閣の支持急落17% 自民支持、過去最低水準共同通信社が13、14両日に実施した全国緊急電話世論調査で、麻生内閣の支持率は17・5%と5月の前回調査から8・7ポイント急落、不支持率は10・4ポイント増の70・6%となった。 次期衆院選比例代表の投票先でも47・8%の民主が、18・7%の自民を圧倒。政党支持率も民主38・5%に対し、自民は19・8%。電話世論調査を開始した宮沢内閣以来、野党時代を除いて最低となった。 西松建設巨額献金事件をめぐる民主党の小沢一郎前代表の対応という「敵失」でいったん回復した支持率が、再び政権の危機的状況とされる10%台に下落したことで麻生太郎首相の衆院解散戦略に影響を与えるのは必至。今後、与党内で「麻生降ろし」が再燃する可能性もある。 日本郵政の西川善文社長の進退に関しては「辞任するべきだ」が75・5%で、「社長を続けるべきだ」の17・2%を大幅に上回った。西川氏の再任に反対した鳩山邦夫前総務相を事実上更迭した麻生首相の対応を「評価する」は17・5%にとどまり、「評価しない」は74・8%だった。 「どちらが首相にふさわしいか」への回答では、民主党の鳩山由紀夫代表が50・4%と、麻生首相の21・5%を大きく引き離した。望ましい政権の枠組みでも「民主中心」35・9%、「政界再編による新しい枠組み」28・0%、「自民中心」14・9%、「自民、民主の大連立」14・7%の順。 内閣の支持理由は「ほかに適当な人がいない」の44・3%が最多。不支持理由は「指導力がない」の23・0%がトップだった。自民、民主以外の政党支持率は公明2・1%、共産2・0%、社民1・8%、国民新0・5%、改革クラブ0・1%、新党日本0・1%、支持政党なしは33・4%だった。 【共同通信】 |
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