NHK広島放送局(広島市中区)に郵送された実弾のような金属片は、旧日本軍が使用していた三八式歩兵銃の実弾だったことが11日、県警広島中央署の調べでわかった。今年2月にNHKの東京・渋谷の放送センターや札幌、長野、福岡の各放送局に届いた金属片も同一型の実弾とみられており、同署が関連を調べるとともに、脅迫容疑で捜査している。
同署によると、実弾は全長約75ミリで、使用済みの薬きょうに弾頭を取り付けていた。雷管の機能が壊れていたため発射できず、火薬も入っていなかったという。【寺岡俊】
毎日新聞 2009年6月11日 11時38分