広島市中区のNHK広島放送局にライフル銃の実弾とみられる金属1個が入った封書が届いた事件で、同封されていたのは旧日本軍が使用していた38式歩兵銃の弾とみられることが10日、広島県警の調べで分かった。2月に東京・渋谷の放送センターと札幌など3放送局に送り付けられた実弾も同じ38式歩兵銃の弾だったことから関連を調べている。
県警の鑑定の結果、長さは約7センチで、使用済みの薬きょうに弾頭が付いていた。薬きょうの雷管部分に穴があき、中に火薬は入っていなかったという。
封筒の中には「赤報隊」と印字された紙も入っていた。広島中央署が脅迫などの疑いで捜査している。
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